資格試験編53〈洗練された剣技〉
「それでは、準決勝二回戦を行います。」
フィールドにケンゴが入場してくる。
ケンゴは真っ直ぐ白金の方を向き集中している様子だ。
「それでは準決勝二回戦。白金レントvs鳴神ケンゴ 試合開始!!」
ケンゴは開始と同時に刀を抜き構える。
白金も刀をクラフトするとケンゴに向かって構え静止する。
予想外の落ち着いた立ち上がりに会場内にも緊張感が張り詰める。
すると、両者ほぼ同時に踏み込み距離を詰める。中間位置にて刀を交える2人。
ケンゴは一度後ろにバックステップしたかと思うと、瞬時に白金の懐まで移動し刀を振るう。
だが、白金にはその攻撃は見えており、ケンゴの刀に合わせ、下ろした刀を振り上げるようにぶつけ、ケンゴの刀を跳ね上げる。
白金も素早く距離を詰め、素早い連続で刀を振るうが、ケンゴの見事の体捌きで白金の刀は空を切る。
そしてまた中間位置にて刀を押し合う2人
「僕の剣技に付いてくるとはね。なかなかやるね。」
「ふん、最強とも言われる名家の使い手もこんなもんかよ。」
ケンゴはそれを聞いて顔をしかめ、白金の刀をはじく
「こんなもののはずがないだろう?」
そういうとケンゴは刀を構え直す。
「クラフト:雷電 雷鳴の剣」
ケンゴの刀は雷を纏う。
「本気で行かせてもらうよ。稲妻一刀」
ケンゴは消えたように白金の背後に移動する。
「あれは、瞬間移動の剣!」
烈島は自分が受けた技を見て、白金を心配する。
ケンゴは白金の周りを消えては現れるように移動し、白金を翻弄しようとする。
白金はケンゴを目で追いながらも、体は一切動かさず、打ち込んでくるその一瞬を待つ。
そしてケンゴが最高速度にて白金との距離を詰めるのと同時に打ち込む。
「一刀!!」
しかし、白金はその動きがわかっていたかのようにケンゴの方に体を向けるとその刀を受け防御する。
「くそっこいつ!」
「あの速さを見切った..?」
烈島も驚いている。




