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クラフト&バトルの物語[CRAFTERS]  作者: 道ノ進
精製術 資格試験編
71/89

資格試験編㊼〈雷VS岩〉

そして翌日、準決勝の日

残った優秀者4名の試合とのことで、地方支部からの関係者も観戦にきており、観戦者の人数も昨日までに比べ大きく増えていた。

そして敗れた選手たちも今日の二試合に注目している。

「順当に行けば鳴神家の2人が残るだろうな。」

ある関係者がそう話している。

「ああ?てめぇレントさんがあんな刀やろうに負けるってか?」

「ちょっとやめてよ、・・・すみません。」

その関係者につっかかる烈島とそれを止める志野川。


2人も怪我はしているものの、観戦できるくらいには落ち着いたようだ。


「それではAブロックとBブロックを勝ち上がった2名による準決勝第一試合

鳴上タイガ選手・岩本ヒナリ選手、入場して下さい。」


タイガと岩本が入場する。

2人の入場に会場もざわつく、特に注目度の高い2人の試合に向け、関係者たちも息を呑む。

「あれが鳴神家の逸材」

「あの子が一般受験から勝ち残っている子か」


「では、準決勝第一回戦試合開始!」

「うひひ、いくよ〜」

岩本は開始と同時に手を上に上げ岩の精製を開始する。

岩本の頭上に精製されていく岩はみるみる巨大化していく」


「なっ..これは、大クラフト?」

岩本のクラフトを初めて見る関係者たちはその質量に驚く。

クラフトは一定規模以上の質量を生成する場合〈大クラフト〉と呼ばれる。

一度に精製できる精製物の質量や、保有する精製量は個人差があるため、大クラフトを行うことができる者は限られている。


「いわいわ〜」

岩本の頭上に作られた巨大な岩石をタイガに向かって放つ。

向かってくる大岩に避ける気のないタイガ

「クラフト:雷電 サンダーボルト」

タイガに向かう大岩に向かって、上空より落雷が落ちる。

大きな音と煙と共に岩はバラバラに粉砕される。

「すご〜!!」

手を叩いて喜ぶ岩本。


タイガは手を前に向ける。

万雷殄滅(ばんらいてんめつ)!!」


「あれは...」

その瞬間、タイガの手から、広範囲かつ超高出力の電気を岩本に向かって放電する。

その眩い閃光が会場中を包み、大きな振動の後、爆発音が鳴り響く。


「これが鳴神の秘術」

「これを受けて立ってられるものがいるのか..?」

閃光の中で会場の関係者たちはざわめきを見せるも、閃光が収まると同時に静まり返り、フィールドに注目する。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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