資格試験編㊹〈四腕の脅異〉
「クラフト:四肢創造!」
野田がそう言うと、切り落としたの左腕の付け根から腕がクラフトされる。
「なに..!?」
「ふふ、おどろいたか」
野田は再生した腕でナイフを持つと、折れた右腕を切り離す。
そして右腕も再生する。
観客席はそれを見てざわつく。
「やはりの..。」
予想があたった山神は少し奥に座っていた第五支部の支部長の方を見る。
第五支部支部長の黒野は周りの関係者を横目でちらちらと見る。
「種明かしをしおって。あの馬鹿が..」
そういうと、席を立ち、どこかへ消えていった。
「ふ..いずれにしてもこのことは問題になるじゃろうの。」
山神はそう言った。
野田は再生した両手を動かしながらニヤリと笑う。
「これで終わりじゃないぞ?」
そういうと、体に精製力を溜め、グッと力を入れる。
するとなんと右肩と左肩の後ろあたりから、3本目と4本目の腕がクラフトされる。
「うおっ!」
そしてその4本の腕を器用に動かしている。
「ふふふ、よくもやってくれたな。白金レント」
そして野田は白金に向かって走りながら拳を振るう。
野田の腕は4本に増えたうえ、それらの腕は伸び白金は襲う。先程の様に伸びた状態で拘束することは野田に警戒されており困難だろう。
それらの拳を避けながら白金はニヤリと笑う。
後ろに大きく飛び距離を取る白金。
「俺だって特訓したんだ。見せてやる。」
白金がそう呟くと、観客席にいる志野川と烈島の方に拳を向ける。
「なんだ?」
「お前ら見とけよって顔してるわね。」
そして白金は野田に向き直すと体に精製力を纏う。




