表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラフト&バトルの物語[CRAFTERS]  作者: 道ノ進
第一章: 潜入水神会編
6/89

潜入水神会編⑤〈白金VS角田〉

「あの壁はお前のクラフトか」

角田が白金に問う。

「まあそんなとこだ、あの人数を相手するのは骨がいるからな」

「我々2人になら勝てると?」

そういうと角田は目にも止まらぬ速さで、白金に突進し、拳を振るう。

間一髪、腕でガードした白金だが、衝撃で後ろに吹き飛ぶ。

「レントさん!!」


地面に片手を突き、角田を睨む白金

「大丈夫だユウ、おまえは桐崎を頼む」


角田が白金の元に歩み寄る。

「水神会を裏切ればどうなるか、君に教えてあげよう。」

角田の体には精製時に発生する光を微かに纏っている。

(さっきのスピードとパワーはあの光か?)


「はっ、裏切るも何も最初からそのつもりだよ!」

白金は手を角田に向けると2本の鉄柱を精製する。

鉄柱は蛇のようにうねりながら精製され、勢いよく角田に向かう。


ドンッ

角田に直撃したかと思われた鉄柱は角田の両腕の拳によって止められている。

「くそっ、かてぇなぁ」

「そんな攻撃は私には通じないよ?」


鉄柱を止めた角田が拳を振り上げ飛び出してくる。

(はやい!)

白金は瞬時に左手で拳を受け止めるが、またもやその剛力に白金は後ろへ吹き飛ぶ。

「クラフトはもはや間に合わないだろう?」


「っくそ」

白金は体勢を立て直すと、手を構える。

「クラフト:鉄剣」

白金は鉄の剣をクラフトし構える。

「剣か..接近戦じゃ私には敵わないよ」

白金は精製した剣を構え、角田に向かって突撃する。

その勢いのまま角田に剣を振るうが、角田には当たらない。

「ちっ、でかい図体でちょこまかと」

角田は剣を避け、白金に蹴りを当てる。

後ろに吹き飛ばされたかに思ったが、白金は蹴られながらも左手にチェーンを精製し、角田の足に巻き付けている。

そのままチェーンを引き寄せ、体制を整えると、右手の剣で角田を切り付ける。

「おらぁ!」


しかし、

ガードした角田の腕に直撃した剣だが、皮一枚を切っただけで、刃が止まる。

角田の腕には精製の光が先ほどよりも大きく集まっている。

「ははは、今のは惜しかったが、残念だったな?」


一旦距離を取る白金。

「おまえのその力..お前のクラフトはなんだ?」

「クラフト?私にクラフトの能力はないよ」

「なに?」

「精製力がないとは言っていないがね。

これから死にゆく君に教える必要はない。」

それに君、さっきから小さなクラフトばかりだけど、先程の大クラフトで精製力を使い切ってるんじゃないかい?」

「へっお前には大クラフトを使う必要もないんだよ」

「そうか..ならそのまま死んでゆけ」


角田はスピードを上げ、白金の腹に拳を振り抜く

「ガハッ」

手で押さえてはいるが、白金は苦痛の表情を浮かべている。

「ははっ、辛そうだねぇ!

さあ、君達の目的を話してもらおうか。」

角田は余裕の笑みを浮かべながら白金に近づいていく..。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初投稿作品です。ブクマ・ポイント評価お願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ