資格試験編㉜〈爆発の猛攻〉
「続いてCブロック一回戦を始めます。
霧島フウキさん、烈島ユウさん入場してください。」
フウキと烈島が入場してくる。
2人とも自信に満ちた顔をしている。
「君には感謝しているんだ、敬意を表して本気で相手させてもらうよ。」
「おう、あたりまえだ。こっちも容赦しない。」
「それではCブロック一回戦、試合開始!」
「クラフト:突風!」
フウキはいきなり突風を烈島に向けて放つ。
「ぎぎぎ、これが風のクラフトか..だが!」
風を受け、吹き飛ばされない様に堪える烈島。
そして両手に爆弾をクラフトする。
「俺とは相性が良くないみたいだなぁ!」
周辺に爆弾を投げ、爆発させる烈島、
爆風と熱気で、フウキの風が弱まる。
そう、第一の試験中、フウキと戦った志野川によって、フウキが周辺の温度をクラフトによって変化させ風を操っていることを聞いており、周辺に爆弾などで気温に変化を与えることでフウキの操る風は弱まることを烈島は知っていた。
「やっぱバレてるよね。彼女に種明かしするんじゃなかったなぁ」
「ふっ、残念だったな、だが卑怯とは言わせないぜ!」
「卑怯とは言わないさ。戦いは相手のことを知ることから始まるからね。
だけど、君の爆弾によって影響を受けるのは、温度操作の単純な〈突風〉だけだ。
その他の技は君には防げない!
クラフト:乱気流!」
烈島やフウキの周りの風が右や左からと乱れ始める。
烈島はその強風に思わずコンテナを掴み耐える。
「いつまで耐えられるかな?」
しかし、烈島には余裕の笑みが見られる。
「これが〈乱気流〉ね、なら、
クラフト:起爆式爆弾」
烈島は起爆式の爆弾を多数クラフトし腕に抱え込んでいる。
「せい!」
そして、その複数の爆弾を乱気流の中に放り投げる。
爆弾は風に飛ばされ、あちらこちらに飛ばされていく。その一つがフウキの近くに落ちる。
「今だ!」
烈島が、起爆装置の一つを押すと、フウキの足元の爆弾が爆発する。
「なっ!」
爆風で飛ばされるフウキ。
乱気流は収まり、倒れ込んだフウキに歩み寄る烈島
「お前の足元に落ちたのはラッキーだった、
だが、お前が乱気流を使えば、俺はまた爆弾をばら撒くぜ?」
倒れ込んでいるフウキにさらに爆弾を投げ込む烈島、
「くっ、」
爆発の中に巻き込まれるフウキ
爆煙が晴れるとフウキは身体に精製力を纏って防御していた。
だが、それでも頭や肩から血を流している。
「まさか、こうまで簡単に追い詰められるとはね..。」




