資格試験編㉒〈目的を知る者〉
第一の試験が終わり、白金は受験者達が並ぶ「ドクターチェック」の列に並ぶ、
志野川や烈島は明らかな負傷があった為、先に治療室に入っていった。
「白金さん、お疲れ様でした!」
治療後の井上が白金に声をかける。
「おう、お疲れさん。もう治療終わったのか?」
「はい!流石は第一支部の治療部隊ですね。
全身ズタボロだったのですが、すぐに動けるようになりました。」
「へー、第一支部ってのはそんなにすごいのか。」
「ええ、精製能力を応用した治療班がいますから..。
そういえば白金さんポイント凄いですね!」
「だろ?お前はどうだったんだ?」
「20分の防衛ポイントの1分のみです..
そのあと侍の格好した男に襲われまして」
「ははっお前あの侍野郎にやられたのか!」
「知ってるんですか?」
「ああ、俺が倒してやったよ!お前は貧弱だなー、ははは
するとその話を聞いていた逸見クレドが後ろから現れる。
「おまえ、あまり調子乗んなよ!」
「ひぃっ」
井上は驚きたじろぐ。
「なんだ、おまえももう治療終わったのか。」
「お前から受けた傷などすぐに直してやったわ!白金レント、次は絶対お前に勝ってやるからな、覚えてろよ!」
「第一支部..そういえば一位と二位のやつも第一支部だったな..」
「おい!聞いてんのか?」
そんなやりとりも終わり、その後行われる第二の試験までの間、暇になった白金は、ベンチに寝そべり昼寝をしていた。
「おまえが白金レントか?」
「あー?」
白金が薄目を開けると、そこには第一支部推薦で第一の試験を一位突破している鳴神タイガの姿があった。
「なんか用か?」
「おまえはフォースに入ってs級任務に就きたいらしいな?」
「それがどーした。」
「本条レイジか?」
タイガが言ったその名前に白金は飛び起きると、タイガを睨みつける。
「てめぇ、何を知ってる。」
「ふっやはりあの話は本当か。復讐か何か知らないが、馬鹿なことはやめておけ。お前には無理だ」
白金はタイガの前に立つと手を向ける。
「おまえそれ以上、喋るようなら容赦はしない。いいか?俺の質問にだけ答えろ」
すると、診察が終わり近くを通った志野川がその状況を目撃し直ぐに駆け寄る。
そして、白金を制止する。
「ちょっとなにしてんの!レント!」
「うるせー離せ!チアヤ!」
「安心しろ白金レント、本条レイジは俺が捕える。お前は黙ってみていればいい。」
「!?」
志野川もタイガが白金に対し、その名前を出したことに驚いた様子を見せた。
「てめぇ!」
そこに烈島を通りかかる。
「ユウ!あんたも手伝って。」
志野川と烈島は白金を抑える。
タイガはそのままどこかへ立ち去って行った。




