資格試験編⑩〈身体強化〉
そしてヒゼンはある部屋に入っていく。
「ここは..研究室?」
そこは3人が想像する訓練とは程遠い、書物や機械がいくつもある研究室の様な場所であった。」
「フォースは支部毎に特色があるが、第二支部は年間検挙率が最も多い自警団としての色味が強いと認識されているが、どの支部にも研究室や精製の研究者がいる。ちなみにここは資料室だ。」
「ここで修行か?」
「そうだ、まずは身体強化についての知識を理解してもらう。」
そういうと、書物を棚からいくつも出しながら話を続ける。
「まず、身体強化は精製力の保有量と一緒でどのくらいの力がひきだせるかの最大量は個人差があって最初から決まっている。」
「そして、身体強化には3つの種類がある。
瞬発力・筋力・活性力
どの項目を扱えるかも個人差によって決まっている。」
「なるほど。」
例えば、俺の場合は身体強化の最大量が10とした場合、瞬発力が5、筋力が2、活性力が3っていうところか。瞬発力よりのバランス型だな。」
「あの、瞬発力と言われてもよくわからないんですけど」
「瞬発力とはバネの様にしなる筋肉の強化だ。移動やのスピードや跳躍力を強化する。
筋力はそのままの通り力だな、物理攻撃などの強化になる。
最後は活性力、活性力といってもイメージがつきづらいかもしれないが、人体の構成物を活性化させ、強靭な肉体を作る。いわゆる防御力だ。」
「で、それーどやんだ?」
「お前らも見たとおり、精製の光を体に纏い、それぞれの筋肉や細胞の活性化をイメージする。まず、精製の光はいつでるかわかるか?烈島」
「精製の時ですよね?」
「そうだが、精製と同時か?」
「んー同時だったかな。」
「同時だと思います。」
「志野川、精製してみろ」
志野川は手を前に出すと精製を開始する。
志野川の手から青い精製の光が発生し、投げナイフが形を成す。
「光が先?」
「そうだ、まず、精製とは無から物質を作り出す特異能力だが、その力の主はイメージ力だ。人のイメージの力が形を成し、物質を形成する。
イメージによって分泌され物質に変換されるものが精製の光、精製力そのものと思っていい。」
「精製の光が物質を作る..」
「そしてお前たちにはまず、身体強化に必要な筋肉や細胞について理解してもらう。
やることは2つ、
1つはこの資料。」
ヒゼンは机に置いて大量の本を指さす。
「これを一週間後までに全て読め。」
「いっ!?」
「無理でしょ..」
「それとこれもだ」
ヒゼンは3人の反応を無視して機械の前に立つ
「これは?」
それはカプセルの様な機械だった。
これに入ると、自分の筋肉やその動きが透過してディスプレイで見れる。
「まずは、人体の構造の知識と自分の体について理解することだ。
一週間後、また支部に来てもらう。いいな?」
「えーっ...」
「思ってたんと違う..」




