潜入水神会編㉑〈フォース第二支部〉
「おい、起きろ」
白金が目を覚ますとそこはどこかの建物の一室であった。
目の前には2人のフォースの隊員がいる。
「おう、あれ、ここは?」
横には志野川と烈島がいる。
「レント..」「レントさんよかった..」
全員、治療を受けたようで包帯や絆創膏が付けられている。
「ユウ、お前の方がやばそうだったけど大丈夫か?」
「はい。俺もさっき目覚めたばかりでして、だいぶ良くなりました。」
「おい行くぞ付いてこい。」
隊員の2人が3人を連れて行く。3人の手には拘束具が付けられている。
「いて、なんだこれ。チアヤ、ここはどこなんだ?」
「ここは..日本特殊精製公安隊..フォースの第二支部よ。」
2人の隊員が扉を開ける。そこにはフォースの中でも高位の指令服を着た70代くらいであろう男がしかめ面をして座っている。
また、室内には何人かの隊員がいる。いずれの隊員も一般の隊員とは雰囲気が違い、おそらく幹部のようである。
6柱の1人落合ヒゼンも壁に寄りかかっている。
「連れて参りました。山神支部長」
「ご苦労、あとは大丈夫じゃ」
「はっ!失礼致します。」
山神というフォースの支部長は怪訝な顔で3人を見下ろす。
そして白金たちはそれを見る
「やっぱり...てめぇかー!じじぃー!」
「はなせー!」
山神の顔を見るや、突然叫び出す3人、
山神はそれを見ると大きく笑みを浮かべる。
「はははは!またバカをやらかしたらしいのぉ!お前達!」
山神のその姿に幹部達は驚き、目を丸くしている。
「閣下、この者達を知っておいでで?」
「がはは!そうじゃ!言うてなくてすまなかったのぉ、こやつ等のことは昔から知っておる。孫みたいなもんじゃ!」
「誰が孫だ!腐れじじぃ」
「なんじゃとぉ、レント!どこが腐っとるんじゃ言うてみぃ!!」
「全部だよ全部」
「全身腐っとるいうんか!」
「はぁ」
志野川も呆れ顔である。
「じいさん、そろそろ本題に入ったらどうだ。」
落合がしびれを切らしたかのように山神に言う。
「そうじゃの、では..
白金レント、志野川チアヤ、烈島ユウ、3名は水神会の事務所での騒動及びその他、過去複数回、無免許及び無許可にて精製術を使用したことに相違はないか?」
「・・・」
3人は少しの間沈黙したが、白金が答える。
「俺達は自分が正しいと思ったことをやっただけだ。精製術を使ったことを隠す気も誤魔化す気もねー」
「うん!」「その通りっすね。」
「では、認めるということだな。」
「ああ」
「レントよ。おまえはフォースになるつもりだったな?」
「そうだ、俺はフォースの6柱の1人となり、S犯任務につく。(※S級精製犯罪者 捜査任務)」
「おまえはまだ奴を追っているのか..
だがそれならなおのこと...
お前達は知っているのか?
特殊精製術師資格は過去5年に特殊精製法の違反履歴があると資格取得できないぞ?」
「・・・まじで?」
「そうなんすね..」
白金と烈島は知らなかったという反応である。
「だが、今回の件はヴァイオの蛮行を止めるためということもあり、不問にしても良いと思っている。」
「!?」
じゃが、それには条件がある。」
「条件?」




