潜入水神会編⑳〈白い特殊警察〉
白金の前にも、白いコートを着た金髪の男が着地する。
その男はコツコツと水時に近づき、顔を覗き込むと
「ははっ水時やられてんじゃん」
「おい、こいつも拘束しておけ。」
「はっ!」
近くにいた別の男に水時を拘束するよう指示すると、振り返り、白金に近づく
「おまえは..」
白金はその男を知っているようだった。
その男は白金の前まで来ると、ふっと姿を消したと思われたその瞬間。
白金の後ろに現れ肩と腕を掴む。
「なに!?」
そしてそのまま、床に倒され、押さえ込まれる。
「お前だな?ヴァイオ相手に暴れ回ってるガキは」
(こいつ..フォース6柱の..なんでこんな奴が)
「く..そ、離せ」
その男の名前は落合ヒゼン、フォースの中で最強のクラフターと言われる6人の内の1人だった。
「隊長!もう1人の少年も保護しました!」
出入口の方からフォースの隊員が落合に報告する。
「保護じゃねぇ、確保だ。」
白金が周りを見渡すと、烈島・志野川も拘束されている。
「なんで今更フォースが動いてんだよ!」
白金は落合の腕を振りおどいて志野川の方へ走り出す。
しかし、瞬時に移動した落合が白金の前に立ちはだかる。
「まあ、落ち着けよ。英雄気取りくん。」
「だれが!」
白金が反論しかけたその時、落合がかざした手から大きな爆炎が巻き起こる。
「レントー!」
爆炎の煙がはれると、白金は仰向けに倒れ意識を失っている様子で、その周りには砕け散り、溶け出している鉄片が散らばっていた。
「ふ..」
落合はそれを見て笑みを浮かべる。
「隊長!この子死んだんじゃ、、」
「お前等だったら死んでたかもな」
「えっ」
「ふっ連れてきな」
「はっ!」




