潜入水神会編⑲〈決着〉
角田と桐崎はウィスタリアが話す初代会長の伝言を聞いて驚く。
「そんなことが..」
「んふ、まぁ疑うなら今度、吉野ちゃんに直接話を聞くといいわ」
「ふふふ..ははは、あーはっはは」
水時が突然笑い始める。
「二代目?」「若...」
「どいつもこいつもバカだよなぁ」
「親父が会長をしていた頃の水神会には反吐がでそうだったぜ、くくっ
だから俺が水神会を変えてやったんだよ」
「!?」
「若..嘘だろ..」
「桐崎、お前も言ってたじゃないか、この世は弱肉強食だと、水神会は圧倒的な強者になると..親父も弱者だっただけのことだ」
「貴様ぁ!会長を!」
角田と桐崎は水時を睨み叫んでいる。
「殺してやる、殺してやるぞ!」
「ウィスタリアァ!この蔦を解け!」
そんな罵声の中、水時は笑っている。
「ははは、そう喚くなよ。ゴミども」
「何も変わってねぇ、今まで通りじゃないか?お前らは水時家のために働けばそれでいいんだ。」
「だまれぇぇー!」
白金が叫び、あたりが静まり返る。
「角田、桐崎、人を人として思わないお前らはクソだ...
だが、お前らは仲間には慕われ、部下の統率も取れていた。
...こいつは仲間すら仲間と思ってねぇ
お前は俺が許さねぇ!」
白金は水時に向かって構える。
水時も白金を睨む。
「ガキが..何を言って..!?」
「クラフト:鉄柱移動」
白金は足元から鉄柱をクラフトし、それに乗り、猛スピードで水時の元へ行く
「早い!」
水時は防御の体制を取る。
「いけ!」「いきなさい!」
志野川とウィスタリアがつぶやく。
「身内を手にかけ、人の心を弄んだことを後悔しろ!」
白金は鉄柱に乗りながら拳を握る。白金の体からはより一層赤い光を放っている。
「おわぁぁー!」
赤い光を放ち、壁際の水時に白金が突撃する。
大きな爆発音と共に水時は壁に打ち付けられ、壁に大きく食い込んでいる。
既に水時の意識はないようであった。
「ついにやった..」
志野川は安堵の表情を浮かべた。
ウィスタリアは角田と桐崎の拘束を解く。
2人はその場に手をつき俯いている。
その時だった。
白いコートを羽織った集団が、壊された出入り口より入ってきて、目の前にいた角田、桐崎、を複数人で抑え込み、拘束する。
「なんだおまえらっ」




