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その元殺し屋アニメリアクター、異世界生活につき  作者: 横橋里美
一章、その元殺し屋アニメリアクター、昔の組織のゴタゴタに巻き込まれるにつき
6/33

伯爵

○2時十分…

ニューヨーク繁華街



ロッドは、


ショルダーバッグを持ちながら、


怪しい繁華街を歩いている。



人だかりと共に、


繁華街に、


巨大な中世の城が現れる。



その城には、


クラブ「キャッスル」と


書かれている。



重厚な扉の向こうから


騒がし音楽が聞こえる。



執事の格好をした


ゲートキーバー。



城に


入っていく人々。



そんな門の前に、


サングラスをかけた


ロッドがやってくる。



ロッドは


ゲートキーバーに話しかける。



ロッド


「ロッドだ」



ゲートキーバー


「お待ちしておりました」



ロッドに、


丁重に頭を下げるゲートキーバー。



ロッドは、


ゲートキーパーと一緒に、


入り口に入る。



ロッドは、


ゲートキーパーに連れられて


中に入る。



城の内装が、


異様な色の


ライトアップされる。



大音量と、


躍り狂う人々の中、


二階に向かう


豪華な螺旋階段を上る。



ゲートキーパー


「こちらです」



とある部屋の扉の前に


招待される。



部屋を開けるゲートキーパー。



そこには、


金髪の美人が、


ソファに座っている。



金髪美人の迎いの


ソファに座るロッド。



ロッド


「相変わらず


ここの空気には


なれないね」



金髪美人


「そんなこと言わないでよ


久々ね


どしたの?死にそうなの?」



ゲートキーバーは


ドアを閉める。



ロッド


「鋭いな、


占い師になれるぜ」



金髪美人は、


ソファの前にある灰皿を捻る。




「ウイーン」



機械音が鳴り、


壁がズレていく。



ロッド


「あー


ついでに


俺のいた元組織について


調べてくれないか」



金髪美人


「高くつくわよ」



呆れ顔のロッド。



ロッド


「お前も相変わらずいい女だな…


全く今日はついてねーぜ」



金髪美人は、


ソファから立ち、


扉の方へ向かう。



金髪の美人


「ついてない貴方も


チャーミングでいい男よ


サングラス越しなのが、


もったいない」



ロッド


「ありがとよ


金がないから、



調べるのは


考えさせてくれ」




「ガッシャーン」



金髪美人は


扉を開ける。



ロッドも立ち上がる。



○キャッスル地下空間



金髪美人が扉を開ける。



そこには、


五十メートル四方の空間が


広がっている。



真ん中にプールがあり、


幾つか建物と高級車と


リゾート風の建物がある。



そこに、


車椅子に乗って、


アロハシャツを着た男がいる。



ロッド


「久々だな伯爵」



伯爵


「ロッド…待っていたよ


もう足を洗ったんじゃないのかい?」



ロッド


「また足に泥かけられたんだよ」



伯爵


「ハハハ


相変わらずだね


で、今日は


なんのようだい?」



ロッド


「すまんが


残りの三道具をくれないか?」



伯爵


「おいおい


他の三つは人殺しの道具で


今の俺には必要ないって


話じゃなかったのか?」



ロッド


「久しぶりに


五人ほどやってしまった


その時に、


このサングラスと


腕時計と


ペンと


ジャケットに助けられてな



だから


もう三つあったら


もっと安全だろ



保険みたいなもんさ」



伯爵


「喜んでくれスマート


後五つになった」


自信満々の伯爵。



ロッド


「七つ道具への夢は諦めたのか?」



伯爵


「ハハハ


そうとも言えるね


こっちへきたまえ」



伯爵の車椅子が


壁に向かって自動に動く


壁に吸い込まれるように通り抜ける伯爵。



ロッドと金髪美人も壁を通り抜ける。

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