元殺し屋アニメリアクター、放送終わる
○三十分後…午前1時半…
ロッドの部屋
デスクにあるパソコンモニターを見つつ、
カメラの前で興奮するロッド。
ロッド
「ホットーーーー❗️
マイボーーーーイ❗️
オーマイガー❗️
オーマイガー❗️
まさか、
ホットーが年上で、
二十歳以上だとは、
思わなかった。
そりゃアルコールも飲めるぜ。
未成年が
アルコール飲料飲んでたら
そりゃ殴りたくもなる
法律違反で、
アニメ制作終了だ❗️
自分の出番もなくなっちまう❗️
ファッキンクレイジーな展開だ❗️
さすが俺のマイボーイ❗️
じゃあ、
今日は、
ここまでとするか
次にマイサンに会えるのは
第三期になるな
ほんとに長いお別れだ。
オケー
ファッキンマイクレイジーボーイども
明日は、
刺激の巨人第四期だ
この時間に待ってるぜ
お休み、シーユートゥモロー❗️
」
ロッドは、
ライブ放送のカメラをきる。
背伸びをするロッド。
ロッドは
パソコンの電源を切る。
立ち上がり、
冷蔵庫から
ドーナツが五切れ入った皿を
取ってくる。
スマホから通知がくる。
通知を読むロッド。
通知
「久しぶりだな
スマート
俺だカーネルだ
実はお前に仕事を頼みたい
もちろん
もう引退してることは知ってるさ
だがな
スマート
この仕事がかたずけば
もう組織も安泰だ
若いやつがこれ以上
死体にならなくてすむ
頼む」
内容を見て呟く。
ロッド
「若いやつがいくら死のうと
俺の知ったことじゃねー
勝手に死んでくれ
悪いなカーネル」
ドーナツを噛るロッド。
ミルクをコップに注ぐ。
ミルクを飲むロッド。
ロッド
「ドーナツとミルク
最高の組み合わせだぜ
まるでアメリカンフットボールと
ジャパンハイボールだな」
ドーナツをかじりながら
窓を開けて
ニューヨークの景色を見る。
景色を見ながら
サングラスを取るロッド。
ロッド・モノローグ
「親愛なる中月先生
組織を止めたはずの僕ですが…
どうやら
昔の仕事仲間の話じゃ
私は若いやつらを殺しているようです
私は過去を振り返れない人間です」
ドーナツをくわえながら
両手を見つめるロッド
ロッド・モノローグ
「何人もの血で
この手を赤く染めて来ました。
そりゃ
後悔してないなんて嘘になる」
ロッドは
窓の縁に牛乳の入ったコップを置く
ロッド・モノローグ
「言い訳をさせて貰えば…
仕方なかったンです
生まれた時から
そういう教育を受けてきて
それしか能が無かったんです
私は
子供の頃から殺し屋として育てられ
気がついた時には組織の殺し屋でした
バイオヘッドネバーカーテン
ご存知でしょうか?
主人公と同じような境遇…
似たようなもんです
私は
火傷しています
私は
後悔した自分を殺してやりたい自己嫌悪と
もう一度人生がやり直せたらなら
こう生きたいなっていう妄想
これが
私の頭の中を支配している
だからこそ
フバルの死に戻りの力に
引かれたんでしょう
私の二つの願望を叶えている」
ロッドの目から涙がこぼれる。
ロッド
「あれ?」
涙をふくロッド。
ロッド・モノローグ
「追伸
またファンに
嘘をついてしまいました
どうやら
まだ
僕の目から
涙は出てくるようです」