表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その元殺し屋アニメリアクター、異世界生活につき  作者: 横橋里美
第二章、その和風異世界召喚、死に戻りにつき
15/33

夜の森の中の建物

○山道の向かいの森



素早く山道の向かいの森に


入ったロッド。



その森は


少し坂になっている。



ロッド・モノローグ


「スニーカーで正解だったな」



森の坂をすすんでいくロッド。



○五分後…

夜の森



夜の森の中、


ロッドは


坂が緩やかに


なるところまで


登りきる。



ロッド・モノローグ


「これで


凄腕の上をいったと思いたい」



ロッドは、


左右を見渡す。



微かに月明かりで


照り返される石の地面を


発見する。



そして


その石から照り返された微かな光が、


地面から垂直に立つ人工物の影を写す。



ロッド・モノローグ


「あっちに建物があるな…


やつらが…



あるいは凄腕が…


暗視ゴーグルを


つけているとする。



暗い森の中では不利だ。



せめて


明かりの指す場所に


誘い込まなきゃ勝てない」




様子を見るために、


建物に近づくロッド。



森の影から、


建物の全貌が見えてくる。



木材で作られた和風の建物。



ロッド・モノローグ


「なっ…?


寺って奴か?


日本風の?」



回りを視るロッド。



大きな鳥居が見える。



ロッド・モノローグ


「いや…


これは鳥居…


じゃあここは神社か?」



鳥居から神社までの道は


和風な石畳で


舗装されている。



神社の回りは、


敷地に石がしかれ、


神社を囲むように


何本も


灯籠が置かれている。



ロッド・モノローグ


「オーマイガ❗️


ソービューティフォー



こんなときじゃなければ


じっくり


堪能してたのに



こんな所に


こんなもの作るなんて


たまにはニューヨーカーも


いいことするぜ」



神社の奥の方に


石畳の通路があり、



その通路の左右に灯籠が


立っている。



その通路の奥には、


和風建築の屋敷が見える。



ロッド・モノローグ


「日本だったら…


司祭の家って所か…


いや、


神主っていったかな…



まあ、


金持ちの趣味だろうけど…」



ロッドは、


神社が見える森の中から


屋敷が見える森の奥に


向かう。



○和風建築の屋敷が見える森



月明かりにてらされた木の門があり、


その奥に平屋の屋敷や倉がある。



ロッド・モノローグ


「おーアニメで見る奴だ」



ふと下を見るロッド。



屋敷の回りの


木々の下に、



月明かりで


ぼやっと見える


鳴り子の紐…



鳴り子が、


張り巡らされてる。



ロッド・モノローグ


「これもアニメで見る奴だ


…凄いな


アニメリアクターで一財産築いたら


俺も、こうやって生きようかな」



ロッドは少し笑顔になる。




「何奴❗️」



声の方を振り返るロッド。



ロッドの顔ギリギリに矢が飛ぶ。



矢がロッドの隣の木に刺さる。



ロッド・モノローグ


「弓矢?」



声の方に、


銃を構えるロッド。



声の主が歩いてくる。



木と木の間からもれる


月明かりに照らされて、



二十代くらいの


巫女の姿の東洋人の女が


弓を持って


ロッドの前に現れる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ