元殺し屋アニメリアクター、放送始める
○深夜1時…
マンションの一室
パソコンとホームカメラが
置いてあるデスク。
ホームカメラの前に、
アフロの黒人男性が
座る。
彼の名前は、
ロッドイエスノーマン。
その部屋の壁には、
いろいろな
アニメのポスターが
張ってある。
そのポスターの中、
壁に飾られているアニメ柄のマグカップと
本が二十冊置いてある。
彼は
マグカップに向かって
十字を切り、
祈りを捧げ拝む。
ロッド
「親愛なる中月先生、
今は、
新作アニメの脚本などで、
お忙しいでしょうか?
いよいよ
第二期最終話です。
今期の作品は、
前期よりも、
ブラックフォックスの皆さんの情熱が、
ヒシヒシ伝わって来ます
先生のおかげで、
日本でも有名になってきて、
今じゃ「グラサンニキ」なんて
呼ばれてます。
まさか…
海を越えた
憧れの国ジャパンで、
私のファンができるとは…
私は、
ファッキンソーハッピーです。
悔やまれるのは、
母国語が
日本語じゃないと言うこと。
その事について私は
最近まで、
ファッキンソーバットだったのですが…
なんと…
アメリカのアニメファン交流アプリ…
「アニソウルメメイト」と言うアプリを
ダウンロードしたところ…
その会員に、
なんと日本人の僕のファンが、
いたのです。
彼が、
私の動画を翻訳して、
Woooチューブで、
流してくれます。
そして、
日本のファンの質問も、
英訳して動画として
私に見せてくれるのてす。
その質問動画も
Woooチューブで公開してます。
さすが、
数々の名作アニメを生んだ国。
多くの巨匠を世界に送り込んだ。
そして、
親愛なる中月先生を生んだ国。
そんな翻訳された動画に
「なんでサングラスをつけているんですか?」
っていう質問があります。
「日本のアニメは不意に泣かせてくる。
でも僕は、
大勢の前で涙は見せたく無いんだ」
なんて…嘘を答えてしまいました。
私は
涙を見せたく無いんじゃないんです。
もう涙は
枯れ果てて残ってないんです。
そんな自分を…
ファンの人たちに
見せたく無いんです。
だからサングラスをしてるんです。
親愛なる中月先生
そんな僕をお許し下さい。
ラーソーメン」
再びマグカップに、
十字を切るロッド。
ロッドは、
パソコンで時間を見る。
ロッドは、
サングラスをかける。
ロッドは、
パソコンモニターの時間を見て、
大きく深呼吸し、
アイコンで「スタート」を押す。
ロッドは、
カメラに向かって話し出す。
ロッド
「あー
ヘイクレイジーマイボーイズ❗️
今日もこの日、
この時、
この幸せを
俺とお前と味わおうぜ❗️
今日はなんといっても
ロゼから捕まる異世界生活、
第二期最終話だ。
先週、
フバルが未成年者だって事がわかり、
ロゼを飲んだら捕まるってわかった。
それを解決するために崖に、
向かって飛び降り自殺するが、
いくら時間を巻き戻しても…
未成年であることにはかわりない❗️
さあどうするフバル❗️
この地獄を切り抜けられるのは、
お前しかいない
マイサーン❗️」
ロッドは、
バソコンのモニターに表示されてる…
ロゼから捕まる異世界生活最終話の
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