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第五話
「ぼっちいに、最高のゲームに出会えたな」
タケが皮肉を言う
「そうだなタケ、こんな貴重な経験をさせてくれた事にブレイブロードには感謝しよう」
時代が進んでゲームはかなり進化しているが、バグだけは、これからも製作陣が戦う事になるのだろう
「せやな。ゴーグル外そう」
仕方ないが、強制終了して再起動するしかないな
俺は目元に手を伸ばしゴーグルを掴もうとする。が、ゴーグルになかなか手が触れない
「あ、あれ?タケ外した?ゴーグルってどうやって外すの?」
「ぼっちいに、すまんが俺もわからへん。ってか付いてない気がする」
「どうすんだよこれ、現実の俺が餓死するじゃん!」
「あ、そこなんや。いやそこも大事だと思うけども」
「運営に連絡しよう」
「せやな。連絡の方法知らないけど。他のプレイヤーさんを探して連絡してもらうか」
「名案だな。じゃあ街やら村やらを見つける事にしますか」
「じゃあ少しばかり、このクソゲーを楽しみますかね」
こうして、ようやく俺たちはスタート地点から動き始めた
そして、初めての魔物との戦闘をする事となった