第三話
「え⁉︎タケも違うのか?」
「ぼっちいにも違うん?」
「違う…マジか、せっかく金髪エルフにしたのに」
せっかくやるんだったら、人種もヒューマンじゃなく、エルフにして可愛いキャラでやりたかったのに、耳触ったら尖ってなかったし、髪もロングにしたのに前髪みたら黒髪でショートヘアーだし
「エルフにしようとしたんかい!笑 でも金髪エルフとかいっぱいいそうだし、逆にヒューマンは少なくて面白いかもしれん」
確かにエルフは人気種族っぽいし、ヒューマンはあまり人気じゃないだろう。まあ変えたくなったらやり直せばいいか
「タケは何が違うの?」
「俺はドラゴニュートって種族にしたんだよ。やっぱドラゴン系ってカッコイイし、強くないわけないしな」
分かる、ドラゴンが弱く作られているゲームは見たことないし、聞いた事もない。男心をくすぐる
「タケは見た感じだけど、種族はヒューマンだと思う。俺と一緒で黒髪だよ」
「って事はお互いヒューマンか、とりあえずどんな感じかだけこのキャラでやるか」
「そうだな、チュートリアルだけやってみて、楽しそうならキャラメイクからまた始めよう」
もしかしたら、チュートリアルだけはヒューマンでやるのかもしれないし、ここまでなら直ぐにやり直せる。面白くなさそうなら、別のゲームにすればいいか。
「しかし、あれやなこれ。周りは草原が広がるだけで、サポートキャラがおるわけでもないんやな」
「確かに、何すればいいんだ?チュートリアルは?」