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第十六話

魔物の図鑑を眺めてると、タケが図書室からギルドの裏側にある運動場に行こうと言ったので、俺たちは移動した


「ぼっちいによ、確かに俺たちは持たざる者。つまり無職を選択した」


「まさに気が合うとはこの事だな」


「だが悲しむ事はないんや!」


「な、なんだってー!?」


「そこまでのリアクションは求めてない」


「そうくるか。まあいいよ、悲しまなくていいのか?」


「無職に設定したのは今の俺たちではなく、ウキウキしながら作った方なんや!」


「確かにワクワクしながら作った方だ!」


すっかり忘れていたけど、俺は金髪エルフの無職を作ったんだった。

金髪エルフの無職って字面が面白く感じたのは内緒


「そのドキドキしながら作ったキャラではないって事はつまり、今の俺たちはジョブを持っている可能性があるんや!」


「ウキウキしてきたー!でもわかる方法はあるのか?」


「図書室の本をスラスラ読んできたから、それを今から試すために運動場にきたんや!」


「運動場もガラガラだからやりやすいな!」


「とりあえずお腹ペコペコだから飯やな」


「そうくるか、んじゃ一旦宿に戻るか」


腹ごしらえをすましたら、俺たちは運動場でジョブ探しをすることになった


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