表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/17

第十三話

横切る間の僅かな時間だったが、俺たちにはそれで十分だった。なぜなら、その走り抜けていった青年であろう後ろ姿は、学ランだったからだ。


「タケ、あれはプレイヤーなんじゃない?」


「ゲームであるならその通りやな。でも違うと思うわ」


「あー、事故ってワープしたタイプか?」


「せやな、多分あいつが絡まれるから、俺たちは気楽に受付けで登録しようや」


「ラッキーだな。でも声かけてみた方がいいんじゃないか?何かしら知ってるかもしれないし」


「ぼっちいにの考えは一理ある。だけど、まだ様子見や」


「ふーん。よくわからないけど、登録するか」


なかなかギルドの扉に近づけない俺たちがようやく歩き始めた時、扉がバギィ!っと音がして同時に成人男性が吹っ飛んできた

扉の奥には学ランの青年が立っていた


「うわ!?」


「そおい」


びっくりしたが、俺たちは左右に避けて当たらずにすんだ

すると、学ランが一言「見た目で判断するとは愚かな…」と言って、奥へと消えてった。


「タケ、あいつは絡まない方が良さそうだな……タケ?」


「ぼっちいによ、この後は飯やな!」


タケは倒れているチンピラの財布からお金を盗んでいた。手にはジャラジャラとコインが動いている


「…善は急げだな!」


俺たちは走ってギルドに入った


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ