第十二話
「すんなり入れたな」
「せやな、どうする?探検するか?」
「探検はするけど、まずは門兵さんが言っていたギルドに向かうか。あの見えてる建物らしいし」
左右を見渡すと、宿屋や武器、防具屋などが並んでる。建物は木とレンガで建築されていて、正面に見える大きな建物がギルドらしい
俺たちは街の建造物を観ながら歩き始めた
「ぼっちいに、ギルドの前に着いたら入るのを待ってくれん?」
「別にいいけど…何かあるのか?」
「入ったら面倒な事が発生する可能性があるんや」
「説明してくれ」
「俺たちが建物内に入ります。門兵が言っていた指示通り、ハンター登録とパーティ登録をします。絡まれます」
「待て、なんだよ絡まれますって。展開が急すぎるわ。」
「つまりやな、チンピラみたいなのが初心者狩りみたいな事してるかもしれへんのや」
「なるほど、そのチンピラのターゲットになるって事か。でもどうするんだ?チンピラみたいなのが中にいるか確認してから入るか?」
「せやな、チラ見しに行くか」
俺たちが歩き始めた。すると、後ろから走って追い抜いて行く人がいた
しかし、その見た目が親近感溢れる見た目をしていて、俺たちは再び立ち止まった