第一話
初投稿で、趣味投稿です
行き当たりばったりで書いてます
設定資料なんてなく、自分の頭の中だけで適当に管理してますので、投稿した後も編集したりします
不定期更新です
「どれにする?めっちゃあるじゃん」
本日6本目のタバコに火をつけながら、俺はパソコンの画面に向かって話す
「まあまあ、そう焦るなぼっちいに。俺たちには時間がある」
『ぼっちいに』とニックネームで呼んでくるのは、友人のタケ
別にぼっちではないけど、苗字が久保だからである
「そうだった。俺もとうとう解放されたからな。平日が来るのを恐れなくてもいいんだ」
俺は今月末で会社を辞めた
理由は激務、それだけ
精神が壊れる前に辞めれたのが、不幸中の幸いだった
ただいま絶賛有給消化中!
「せや。だから面白そうなやつを見つけたら、ゆっくり楽しもうや」
タケは大学でてからずっとニートしていて、たまに派遣会社に登録して働いていたりしたが、時間にルーズでよく遅刻して長続きしていなかった
「にしても、めちゃくちゃありすぎて何がいいかわからんな」
俺は画面をスクロールさせながら、オンラインゲーム紹介サイトを眺める
「新規参入がしやすいのが第一だな、これなんかは良い感じだ。今から始めると、経験値3倍キャンペーンしてる」
タケはそう言って、キャプチャー画面を俺にみせる
「なるほど、それで他のユーザーたちに追いつける救済措置をしているのか」
モンスターを倒してレベルを上げるのは楽しい部分もある。達成感や、レベルが上がった時の感動、繰り返しやることでプレイスキルもあがる
しかし、レベルが高くなってきたら、必要な経験値が多量になるから時間がかかるし、何より単調な作業はダルい
「俺たちには確かに時間はあるが、皆が面倒な事は俺たちも面倒や」
俺もタケの考えに大きく賛同する
「完璧だな、これにしよう」
「さっそくダウンロードして、キャラメイクしようや」
こうして、パソコンを通して会話している、27歳のニート達による異世界物語が始まった