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???の空間世界

僕はものすごく、頭の中が割れそうにいたい、目のあたりも熱いような痛いような、そんな感覚に襲われていた。

そしてこのままでは、気絶しそうな感覚、何かに乗っ取られてるような感覚もした。


「僕はこれから、どうしたらいいんだ?このままお菓子の世界から出れなかったら、僕は本当に地獄のよな日々を過ごさなくてはいけない、本当に僕は、何もできずにずっとこの世界で、死ぬのを待たなくちゃいけないのか??」


僕はぎゃああああああああああああああああと叫びながら心の中でつぶやいていた。


そして、この世界も地震のように揺れ、地割れを起こしていた、まるでこの世界までもが、発狂してるように・・


セリスがまた落ち着くようにと願いながら、僕の肩に手をポンと置く


「大丈夫ですか?落ち着いてください。ここから出れる方法は、きっとあります。」


けれど僕には、その言葉は届いていなかった・・・



お菓子の家はボロボロに崩れ落ち、少年の気迫で、お菓子の家は木っ端みじんになったのだ


「お菓子の家がなくなってしまいましたわああああああああ

これはやばいです、食い止めなければ・・・」


そして、僕の肩に乗せていたセリスの手が、いきなり弾き飛ばされた!

それと同時に、セリスの体も宙に浮き、ものすごい勢いで吹き飛ばされた!!


「きゃああああああああああああああ」


そして飛ばされた先には、地割れしたせいで尖ったクッキーが、むき出しになっていた。

セリスはこのまま突っ込んでいったら、尖ったクッキーに串刺しになって死んでしまうと思った、セリスはパニックになり、どうすればいいのかわからなかった・・・


「どうしましょーーーーーーーーーーーーーー」


このまま行ったら死んでしまいますうううううううううう

はぁ、ここで死んでしまうのでしたら綿菓子をもっといっぱい、食べとけばよかったわ、ダイエットなんてしなければよかったああああああああ」


そしてセリスは、死を覚悟して目をつぶった、そして激突した。


「はぁ、私の人生、こんなにもあっさりおわってしまうなんて・・・・

まだいっぱいやり残したことがあったのにーーー、けれど死ぬのってあまり痛くないものなんですねーー」


セリスは手に、もふもふな感覚がした、何かがおかしいと思いゆっくりと目を開けた、するとまぶしい光が差してきた。

そしてセリスは、完全に目を開けるとあたり一面にピンク色のもふもふが、セリスを包んでいた。


「わあああもふもふううううう」


セリスはもふもふを口の中に入れた


「あまいいいいいいいいいい、やっぱり綿菓子だああああああああ」


セリスは満足そうな顔で、綿菓子を口に運んでいく


「ダイエットで綿菓子をやめていたから、久しぶりに食べたらおいしいいいい、でもなんで私、綿菓子に包まれているんだろー?」


セリスは死を覚悟したときに、綿菓子のことを強く思ったおかげで、この世界の能力が発動して、セリスは綿菓子に守られ、無傷で助かったのだった。


「でも、なんで助かったかはわからないけど、無傷で助かってよかったー、それよりあの少年を助けないと、この世界が壊れてしまいます。何とかして止めないといけません」


そのころ僕は、はたから見たら


「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」


喉がはち切れそうな勢いで、叫び続け、よだれをたらし目から血を垂れ流しにしながら、頭を抱え込みもだえ苦しんでいた。


けれど今の僕は、そんな苦しみは感じていなかった。

僕は今、感覚というものが存在しない、僕の中ではあるとは思うのだが、どこか知らない真っ白な空間の場所にぽつんと立っていた。


「あれ?ここはどこだ?確か記憶が、セリスから話を聞いてすごく不安な気持ちになってーその後、ものすごく頭の痛みを感じてから、あれ?そのあと、どうなったんだっけ?」


だけど今、ここにいる僕は、すごく落ち着いていて不安という文字も何も感じなかった。

すると空間の奥から、コツンコツンという足音が聞こえてきた


「何の音だ?」


コツンコツンと足音がだんだん大きくなっていく、だんだん近づいてくるにつれてコツンという音のほかにカンカンやベムベムという音も聞こえてくる、そして影がボヤッと現れた!


「だれだ?誰かいるのか?」


すると、どんどん陰が晴れてきて、顔が見えてきた。そこには、瞳が黄色で、髪色が赤の女性が1人、僕によく似た、男の子が1人、明らかに人間には見えない方が1人歩いてきた、女性が僕の顔を見つめ口を開いた。


「よく来たねー

???の空間世界へ

ようこそ!」


つづく~


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