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光り輝く女の人の正体

光り輝く女の人は笑みをこぼしながら、僕を迎えてくれた。


「ようこそお菓子の家へ!」


パッと明るくなり・・・


ふわっとしたソファー、青いクッション、ふわふわのベッド、ピンクのテレビ、透明の窓、その奥にはキッチンが現れた。


そして、そこには、ピンクの瞳、白く透き通った肌、さらっとピンクの髪の毛、小顔で潤った唇、一言で表したら美人の極みの女性がたっていた。


僕は女の人にすごく見とれてしまっていた。


「綺麗な人、まぶしくて、美しー」


と口に出していってしまっていた。

するとそれを聞いた女性は顔を赤らめながら言った。


「まぁー、きれいだなんてー、まぶしくて、美しくて誰もが憧れる、美少女だなんて、そんなに褒められても何も出ませんよー」


僕はこの時、思ったこの人、しゃべったら魅力がなくなるなーと


「最後の、誰もが憧れる美少女なんて、一言も言ってないんだけどー」


「あれ?言ってなかったかしら、テヘペロー」


僕は思った、やばいこの人と絡んだら、いけない気がすると


「で、話を戻してもいい?」


「あ、ごめんなさい、いいですよー」


「で、ようこそお菓子の家へって、ここはどこなの?」


光り輝く女の人は口を軽く開いて


「ここはお菓子の家です!、えーっと。。。簡単に説明すると、お菓子の国に立っている、お菓子の家ですね。」


「まあこの家、お菓子でできてたし、ここに来る途中もお菓子の木を何個も見つけて、食べながら来たからな~、でもお菓子の家とかお菓子の国って、人間が作り出した空想世界のお話でしょ?」


僕はその話をしている途中で「あれ、人間ってなんだっけ?」と思ったが話をつづけた。


「でも、お菓子の世界はあくまで幻想で、存在するわけがないと思うんだけど…」


「そうですねー、お菓子の世界は、幻想世界として、人間が作り出したものですね、けれど人間が幻想で作り出したということは、この世界は誰かの手によって作り出されたと考えたらどうですか?」


僕は口をぽかんと開けたまま、あほズラになった。


「でもお菓子を世界を作り出すなんて、無理じゃない?」


「でもこの世界は、お菓子の世界ですよー、それに、この部屋の家具もすべてお菓子でできています!」


「そうなんだよなー、どうなってるんだ?」


僕は頭を掻きむしりながら考えたが全然わからなかった。


「なんでなんだー全然わかんなーい」


「まあまあ、よかったら、椅子に座ってください

お飲み物は紅茶でいいですか?」


「うん、ありがとう」


女の人は紅茶を作りに行った


「でも、なんであの子はお菓子の家を信じないんだろー?っていうか、あの子この世界で100年ほど寝ていたからたぶん記憶も、あまりないと思うんだけどなー」


と思いながら紅茶を作って少年のところに持って行った


「はい、お待たせー、紅茶よー、お菓子は適当に家具を食べてね。

あ、それとカップも食べられますからねー」


「本当に、ここはお菓子の家なんだよなー」

と言い僕は座っているソファーにかぶりついた。


「おいしー、これはチョコレートケーキだー」


「おいしいでしょー、ここは正真正銘、お菓子の家ですよー、少しは信じてもらえましたか?」


「信じるも何も、まだ嘘のように感じるんだー」


「まあ、少しづつ受け入れてくれたらいいと思いますよー」


「うん、そうするよー」


と言いながら楽しく女の人とお茶を楽しんでいた。

すると僕はふっと思ったそういえば、この女の人って誰なんだろう?と


「そういえば、あなたは誰なの?」


「あー、ごめんなさい、紹介がまだだったわね、私の名前はセリスよ」


セリス?顔も声も名前もすべて美しいじゃないかと心の中で叫んでいた。


「私は、その女神様って呼ばれています。」


「ええええええええええええ、女神様あああああああああ

うっそだあああああああああ、女神様もお菓子の家、同様に幻想世界の登場人物じゃないかー」


女神様は、顔を赤らめながら・・・


「やっぱりそう、言うと思ってました。

まず、お菓子の世界を信じていない時点で、私も信じてもらえないと思ってましたよー」


と僕に涙目になりながら言ってきた、僕はその顔を見て「可愛すぎかよー」と叫んでいた。


「ごめん、お菓子の家もあったんだから、女神様もいるよね、信じるよー」


「本当ですか??」


僕はどや顔でうなずいた。

それを見た女神様、天使以上の微笑みで僕を見つめてきた。

思わず僕は、顔を赤らめて顔をそらしてしまった。


「女神さまー・・・」


「セリスと呼んでください」


「セリスー」


「なんですか??」


僕は心の中で、こんなにも可愛くて美しー、方を呼び捨てしてるーと心の中で感激していた


「もう一つ僕には、疑問があって・・・」


「なんですか?」


「ここに来る前、不思議なことがあって・・・」


「不思議なこと?」


「いきなり、チョコレートの大きな扉が、消えていたり、僕自身の身体が、光ったりしたんだけど、何か知ってるかなって思ってさー」


セリスはその現象について説明し始めた!


「あー、その現象ですね、私もここにきて、初めて知ったのですが、私があなたの頭の中にしゃべりかけたのも、あなたが使った能力と一緒です。」


「一緒?どういうこと」


「この世界は、お菓子がいっぱいなってる世界だけではなく、頭で思い浮かべて、強く念じたことが能力として発動する仕組みになっているらしいです、けれど、どのような形で発動するかはわからないのですが・・・、けれど強く念じれば念じるほど絶より強力な能力が発動するという仕組みになってるそうですね!

なので、感情を持っている生き物は、この世界ではどんなの能力も使えると思います!」


「じゃあこの世界では、どんな能力も使えるのかすごいなー」


この世界面白いかも、どんな能力も頭の中で念じれば僕の、思い通りになるのか、なんかワクワクしてきたなーと思った!


するとさっきまで可愛くて美しすぎたセリスの顔が、真顔に、そして怖い顔になって言った


「あ、そうそう、言うの忘れてましたけど、この世界には私とあなたしかいないんですよー」


僕はセリスの顔を見て、背筋がぞっとした!


そして、僕はセリスの顔を見て何か嫌な記憶が少し蘇ってきた、そういえば、僕は誰だっけ?名前なんだっけ?僕はなぜこんなところにいるんだっけ?恐怖を感じた。


つづく






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