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洗脳?

セリスと白式白将は、戦いを始めようとしていた頃、ペルンに少年、ゼル、ロゼは映像を見せられて困惑していた。そしてペルンは少年とゼルを一瞬で殺す方法を考えていた。

少年とゼルとロゼが、話し出した。


「さっき見せられた、映像どう思う?」


「俺、全然記憶がねーんだけど、しかも映像を見せられた、ところだけがだ。」


「はい、僕も一緒です。

記憶がそこだけあいまいで・・・

どういうこと?」


ロゼは疑問に思っていた。

ぺルンは、何を考えてるんだろう?

なんで私たちにあんなことをしたんだろう?

やっぱり2人を殺すことを考えてのことなのだろうか?


「おいロゼ、ボーっとしてどーしたんだ?」


「あー、ごめん何にもないわ

でも1つだけわかったかもしれないの」


「あんじゃねーか、なんだよ」


「たぶんだけど、私たちペルンに、洗脳されてたのかもしれない。」


「洗脳?って僕たち操られてたってことですか?」


「うん、そうだと思うわ。」


「俺たちが、洗脳されてただと?

何のためだよ?」


「ゼルあなたは、そんなことも予想できないの?」


「なんだよ、とっとといえよ。」


「え?そんな」


「どうしたんだよ」


「ねえロゼ、僕たちを殺すためにペルンは・・・」


「どういうことだよ。

俺にもわかるように、説明しろよ」


ロゼは真剣な顔になり、ゼルに説明し始めた。


「だからねゼル、ペルンはあんた達を殺して、あんた達の体を消滅させようとしたのよ。」


「でも今、俺たちは生きてるぞ」


「私の推測なんだけどね、さっき私たちが洗脳された理由は、お菓子の世界を空間移動させた後あなたたちを殺そうと考えていたんだけど、空間移動しただけで、洗脳が切れてしまって、あんた達を殺せなかったの」


ゼルの顔がどんどん歪んでいく


「ゼル、最後まで聞いて」


ゼルは何も言わず首を縦に振った


「それでね、次あんた達が洗脳されたら、ペルンはあんた達を、殺そうと考えてると思うの」


「まじかよそれ」


「だから、あくまで私の推測よ」


ゼルは、浮いてるペルンに向かって叫んだ


「おい、ペルン

お前、俺たちを殺そうとしてんだよな?

俺たちを洗脳して殺すつもりってのは本当か?

おい、答えろよ」


「だからいったじぇー、君たちには一回死んでもらうジェーって、でもまた生き返らせてやるジェーって

何回言ったらわかるジェー」


「お前ふざけたことばっかいうなよ、俺は絶対しなねーからなー

降りてこい、そのつら1回殴らねーと、俺の気がすまねー」


怒り散らしてるゼルを見てロゼは見かねて、ゼルの背後に回り、首の後ろを手刀で殴り、気絶させた


「グハ、目、の前が・・・・」


ゼルは床に倒れ静かになった。


「少しうるさかったから眠ってもらったわ」


ロゼがペルンを見ながら言った。


「2人を殺さなくても、たぶん食い止める方法はあると思うわよ」


ペルンは目を丸々しながら言った


「それは本当かー?」


少年が言葉を発した。


「僕たちを殺さなくても、僕の肉体を、捜査してる悪魔の人格を説得できれば、収まるんじゃないかな?」


「まあ論理的には、そう考えるのが得策だジェー

でもそんなことができるわけないジェー」


「なんで?」


「だって、相手は悪魔だジェー

聞く耳も持たないかもだジェー

それに吸収されてしまったら、もっと最悪の事態になるジェー」


ペルンは最悪の状況になるのが、一番恐ろしいと思っていた、吸収されてしまえば、悪魔を殺すすべはなくなると思い込んでいたからだ。


「でも、僕に行かせてほしい、お願いペルン、悪魔のもとに行かせて」


ペルンは少年のまっすぐなまなざしを見て、言葉に詰まってしまった


「う・・・・・・・・・」


「お願いペルン」


つづく~


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