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俺の名は

3人が映像を見て困惑してる時、ペルンは、ぼーっと何を考えてるのか、わからない顔を浮かべていた。


「一瞬だけど洗脳できて良かったジェー。

それと、どこにも繋がっていない異空間世界にお菓子の世界を飛ばせたジェー。

これで多分、暴走してる肉体は違う次元にも行くことが不可能になったはずだジェー、でも暴走してる少年の肉体を消滅させないとお菓子の世界が、悪魔によって消滅してしまうジェー、そんなことになったらまた、次元が歪んでしまうジェー。

早く、少年とゼルを一度殺さなくてはいけないジェー。

痛くない殺し方で一瞬で2人を殺すには・・・

とペルンは頭をフル回転にさせて考えていた。


その頃セリスは、羽シューズのおかげで、殺戮悪魔になりつつある、少年の肉体にだいぶ速いスピードで、空から近づいていた。


「お菓子の世界がこんなにも、ボロボロになるなんて思ってなかったですわ。

このままでは、私のお菓子の世界が壊れてしまいますわー。

でも、少年は過去に何があったのでしょう?

こんなにも、憎しみの力が強いなんて、少年の止め方はわかりませんが、早く少年のところに行ってなんとか止めなくてはいけませんわー」


と思いながらセリスは少年のところに向かっていた。


その頃、殺戮悪魔はというと、弱すぎる人間を殺すのに飽きてきていた。


「もっと、強い人間はいねーのかあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

もっと強い人間を殺してえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」


と言い、ヨダレを垂らしながら、モブみたいに弱い人間の首をポキポキとおり分裂しながら、丁寧に首と体を分けて、叫んでいた。


まだ生きている人間達は、山積みになった人間の首と、山積みになった人間の体を見て絶望と涙、叫び声と生々しく分解されて行く人間の悲鳴、死体を見て狂ってしまったのか、お菓子の世界のお菓子を食べながら殺戮悪魔を観察して、踊り狂ってる人間もいる。


その時、いきなり殺戮悪魔が悲鳴をあげた


「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ

俺の右腕があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


殺戮悪魔の右腕が、宙に浮き下に落ちた。


「誰だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

俺の右腕をお゛お゛お゛お゛お゛お゛」


「さっきから殺してぇー、殺してぇーうるせーんだよ〜!

なんだ?お前、その悪魔みたいなコスプレ、それにしても大きいな?

でもお前、それかっこいいー、俺いけてるわ〜とか思ってそんな格好してんのか?

お前のためにも言っておいてやる、その格好ダサいぞ。

それにお前、そんな弱い人間を殺しておもしれーのか?

そんな弱い人間を相手にするよりも、この俺と戦えよ、ザコ」


と言いながら現れたのは、白い着物姿にツンツンとした白い髪の毛、白い肌に白い瞳、刀までもすべて、白1色の青年が現れた。


「そういえばお前、俺のことを誰とか言ってたな、しょうがねえ教えてやるよ。

俺の名は、白式白将(はくしきはくしょう)だーーーーー。

よろしくー!」


「名前など聞いてねえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛んだよお゛お゛お゛お゛お゛

お前もこいつら同様に首と体を離して殺してやるう゛う゛う゛う゛」


と言いながら殺戮悪魔は、白式白将を捕まえようとした。


白蓮白将将(はくれんはくしょうしょう)


と白式白将が刀を殺戮悪魔に向かって、振り下ろした瞬間、いきなり殺戮悪魔の左腕が、パラパラと剥がれ落ち、左腕もなくなった。


「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

腕がああああああああああああああああああああああああああああああ

両腕があああああああああああああああああああああ」


殺戮悪魔は膝から倒れ落ちた。


つづくー








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