表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんで俺がこんな転生しなきゃいけないの!?  作者: 蟹味噌
第一章 少女を守る使命を持つ者
4/4

暖かい…

 …暖かい。

 …なんか、ぽかぽかしている。

 此処は?

 俺は部屋を見回してみる。

 ピンクを基調とした部屋で、どことなくいい匂いが漂い、ぽかぽかしていて暖かい、落ち着く部屋だ。寝そうになってしまう。

 すると、部屋の外から足音が聞こえてきた。そして、その音は段々近づいてくる。

 あれ?

 なんか、このパターン前にもあったような…?

「‼」

 俺は通り魔に殺された事を思い出した。

 俺、また殺されるの?

 この言葉、何回も思った気がするのだが、気のせいか?







 そうこうしている間に扉がガチャッと開いた。

 俺は思わず身構える。

 本能的にこのパターンが怖くなっていたのだ。

「よかった~。目、覚ましたんだね」

 扉が開くと、そこには女の子が立っていた。

 長い黒髪で、おっとりとした顔をしていて、優しさがにじみ出ている。手にはキャットフードが入ったお皿を持っていた。

 その子の体を見ると、俺が人間だった頃の中学の制服を着ていた。

「ねこちゃん、ずっと気を失ってたんだよ~?心配しちゃった~」

 女の子は、俺の前にキャットフードの入ったお皿を置いた。

 そして、ニコッと笑った。

 その時、俺の心がドクン、と波打ったのがわかった。

 こんな思いをしたのは初めてだ。

 俺は気付いた。

 




 この女の子に、恋をしたのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ