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なんで俺がこんな転生しなきゃいけないの!?  作者: 蟹味噌
第一章 少女を守る使命を持つ者
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どうしよう!?

 …此処は?

 

 意識が戻ったみたいだ。

 少し視界がぼやけている。

 薄暗い所に居るのが分かる。

 目がハッキリ見える様になり、俺は辺りを見回してみる。

 此処は路地裏みたいだ。だから暗かったのか。横から光が少しだけ差し込んでいる。

 此所は何処なのか。その謎を解明するために、俺はそこら辺を歩いて探索してみる事にした。

 


 うーん。あれからしばらく歩いているのだが全く足音がしない。何故だろう。

 まさか…今裸足なのか?だとしたら足が痛むはずだ。

 路地裏を出て少し歩いているのだが、どうも目線が低い。

 人間の膝よりも低いのだ。



 少し歩き、すぐ近くに若者が出入りする洋服屋さんを見つけた。そのお店にはショーウインドウがあり、俺は丁度良いと思い、そこで自分の姿を見ることにした。

 俺が見た姿、それは紛れもない黒猫だった。

 え?

 くろねこ?

 黒…猫!?

「ニャーー!?」

 びっくりして飛び上がる。

 街の人達は、不思議そうに俺の方を見た。

 そりゃ気になるだろうな。

 だって、街中で黒猫が飛び上がっているのだから。








 ぐきゅるるるる…

 猫になって三日の俺にピンチが訪れた。

 お腹が空いたのだ。

 しかも、結構ヤバい。

 三日間、何も食べていない。

 お腹と背中がくっつきそうだ。

 お腹が空いて死にそうだ。

 ヤバい、視界がぼやけてきた。

 また、死ぬのか…

 『また』っていう言い方もあれだが、実際そうなのだから使うしかない。

 さようなら、俺のしがない人生。

 今度こそ終わりだ。

 もう、駄目だ。

 そう思った瞬間、俺の目の前が真っ暗になった。

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