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イシュト大陸物語  作者: 明星
力の証明
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第16話

「ということだから、あとはよろしくね」

ヴェラが基地に駐在する冒険者組合の組合員へ経緯を報告している。


アッシュ達三人は中継基地へと戻ってきていた。

洞窟から戻ってきたヴェラの話によると内部には子供のエイプが三匹と、奪われた物資がいくつか山積みになっていたそうだ。

物資の木箱は大きく、全て持ち帰るには荷台が必要だった。その為三人は一先ず中継基地へ戻り依頼達成と物資発見の報告を行ったのだ。


「さてと、それじゃあたしは酒場へ行くよ。あんた達はどうするんだい?」

中継基地では宿や酒場などの施設も出来上がっており旅の間懸念された食の問題はほぼ解決していた。

ほぼ、というのには理由がある。ここでは村人達から収穫物を買い上げて提供している為、質は問題ないのだが供給量の問題から値段が高い。

その為アッシュとディーンは、自分達で用意する、と基地の外へと向かったのだった。


旅の間に食糧がなくなることの恐ろしさ、その為にどうするべきかということもガレアは教えてくれた。

幸いにも湿地帯が近く、そこに住まう魚や鳥など、食糧の確保は容易だった。必要な分を確保してアッシュ達は酒場へ向かった。


店員に獲ってきたものを渡す。

持ち込みで料理を頼む場合は手間賃のみで済むため安く上がるが、それでも町で注文して食べるのと同じほどの金額を要求されてしまった。

二人が周りを見渡すとまだヴェラが一人座っているのが見えた。

アッシュとディーンは頷き合うと、ヴェラに近づき声を掛けた。

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