恋の選択

転校生

『人生は常に選択だよ。自分が思う道を選びなさい。迷ったときは沢山考えるといい。』

私が小さい頃、今は亡きお爺ちゃんが口癖のように言っていた言葉だ。

小さい頃はあまり意味も分からず聞いていた。

それでも、今は少し分かる気がする。

ー……人生は常に選択。

うん、確かにそうだ。

私の名前は高瀬(タカセ)　伊緒(イオ)。

この春、高校２年生になった。……ー

彼氏いない歴＝年齢。

気になる人は……いたりする。

「だーー！間違えた！このスティックパン、チョコついてる！」

「え？いいじゃん、チョコついてるほうが。」

「駄目！今日安いのは、普通のスティックパンなの！…………はあ。」

そんな私は今、親友の天野(アマノ)　雫(シズク)と、明日の昼ごはんを買いに来ていたのだ。

「……ぷ。」

「あー！今笑ったでしょ？」

「え？笑ってないよ。」

「え？じゃあ誰が？」

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