女の理屈では俺が悪いのだろう。
世襲のボンボンを除けば、俺の資産は世代NO1だと思う。
かろうじて俺を上回る同世代人が居るとすれば、将棋やサッカーなどのトップ選手くらいだろう。
或いは高校生の段階でバイアウトしたITビジネスエリートとかな。
問題は資産の大半が現物であり、日本円に未換金である点なのだ。
資産家ではあるが、日本円の比率が極度に低い。
それが俺の現状。
『宝石増えたなー。』
居間のちゃぶ台に並べた宝石をぼんやり眺める。
ルビーとエメラルドが中心。
これらの資産価値は恐らく膨大なのだろう。
だが、キャッシュに換えないと意味がない。
何故なら我が国では納税を始めとした決済は殆ど日本円で行われるからである。
例えば法人登記の登録免許税は15万円で済むのだが、1億円の極上ルビーを持参しても受け付けて貰えないだろう。
つまり結局、そういう事なのだ。
『…。』
ちゃぶ台の上に並べた宝石。
そして段ボール箱に詰めた金貨。
既に異世界というリスクを取る必要のないフェーズに突入している。
後は換金だけだな。
一気に換えるのは馬鹿だ。
多少時間が掛かっても、ボラれてもいい。
少しでも目立たない様に、深く静かにカネ持ちへの階段を駆け上がるのだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スマホの履歴チェック。
村上翁に宝石商ジェニンか…
冷静に考えたら俺の人脈って最小限だよな。
だが、機密保護の観点から見れば恐らく正しい。
まずは間の空いてしまった村上翁に詫びLINE。
《新宿店の閉店時間に来い》
例によって愛想の無い返信。
参ったな。
まだ半日以上時間がある。
『ワープ。』
仕方が無いので村上に紹介されたソープランドで時間を潰す事にする。
もう少し建設的な浪費先を見つけておくか。
受付で滞在時間を聞かれたので、取り敢えず3時間と答える。
「え?」
ボーイさんが一瞬戸惑ったような表情になった。
また何か間違えてしまったのだろうか。
いつもの店長が居れば色々レクチャーして貰えるのだが…
『あ、もしも不都合であれば出直しましょうか?』
「大変失礼しました!
ロング可能です!」
俺は風俗店のルールなどよく分からないのだが、ボーイが戸惑いながら《Long》という単語を使ったという事は3時間は長いのだろう。
そうは言っても、どこかで時間を潰さなきゃいけないからな。
たまにこういう馬鹿な使い方をするのもアリだろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
後悔した。
女が妙に話好きでアレコレ質問して来るのだ。
「お仕事、何をされてるんですか?
お若いけど社長さん?」
『…肉体労働者です。』
「嘘だー♪」
『鉱山の徒弟ですよ。
親方に叱られながらツルハシの使い方を学んでおります。』
「ふふふ。
持ってない人ほど持ってるって言うんですよ。
東京はそんな人ばっかり。
お兄さんは逆♪」
よく思い出せないのだが、そこそこ綺麗な子だった気がする。
そりゃあそうだ、小綺麗でなければ風俗店では勤まらないだろう。
抱いてみたの感想だが…
まあ、ドワーフと比較するのは酷だろう。
普通の人間種の女だった。
「お休みの日は何をされてるんですか?」
『…部屋の模様替えかな。』
参ったな。
俺は女に会話機能まで求めていないのだが…
魚屋は魚だけ捌いればいい、女は黙ってセックスの相手をしていればいい。
客の俺が誰かの話相手をさせられるのは心底苦痛だ。
…繰り返す。
俺は客だぞ?
…こんな事なら鉱夫仕事でもして時間を潰しておくんだった。
岩を砕く事は出来なくても、一輪車で残土を捨てる事は誰よりも得意なのに。
やれやれ、とんだ浪費である。
きっと金の使い方が雑になって来ているのだ。
やはり俺みたいな貧民に大金を持たせるべきではないのだろうな。
今の俺は惜し気もなく大金を使えるようになった。
だから金銭感覚がズレて来てしまっているのだろう。
異世界でも地球でもだ。
『あ、店長スミマセン。
ちょっと仕事を忘れてたので、もう帰ってもいいですか?』
「飛田さん!?
何か不手際が御座いましたでしょうか!?」
『ああ、いえいえ。
素敵な人でしたよ。
本当にスケジュールを失念していたんです。
満足もしてますし、また遊びに来させて下さい。』
「さ、左様ですか…
あの、まだ時間も半分過ぎたばかりですので、返金致しましょうか?」
『ああ、いえいえ。
本当に満足しております。
素晴らしい一時でした。』
当然、嘘。
こん不快な接客は生まれて初めてだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
待ち合わせまで時間が余ったので吉野屋で口直しをする。
卵や漬物を自由に頼める日が来るとは思ってなかったので、やや感動。
しかし村上の仕事上がりまで3時間もある。
『有意義に使うか。』
腹をさすりながら呟く。
お題はワープの新利用法考案。
一瞬、視界に銀行が入る。
当然、強盗はしない。
検索してみたが、銀行に保管されている紙幣は製造番号が全て記録しているそうなのである。
カメラもあちこちに取り付けられてるしな。
『銀行は却下。』
続いて郵便局を覗き込む。
恐らく俺が本気を出せば自由に小包を盗む事が可能だろう。
だが、換金物を余らせている現在、これ以上物質を増やす意味がない。
俺が欲っしているのは合法のキャッシュだけだ。
『郵便もイランなぁ。』
参ったな。
流石はチートスキルだ。
欲しい物は既に手に入っている。
『…。』
だが家を買ったのは失敗だったかも知れない。
俺が世界に持っていた闘志のような感情が、雲でも晴れるように薄れてしまった。
買い揃えたインテリアに囲まれて寝転がっているだけで、得も知れぬ多幸感と安心感に包まれてしまう。
『…マズいな。』
自分がこんなに弱い人間だとは思わなかった。
一生社会に噛み付き続けるだろうと思い疑ってなかったのに、たかが家を買ったくらいで、たかが異世界に居場所が出来たくらいで、たかがセックスに困らなくなっただけで…
『やる気がなくなった。』
ふと思い立って六本木にワープする。
深い意味はない。
喫茶店に入ろうと思って咄嗟に見つけられなかったので、六本木のリッツ・カールトンで紅茶を飲んで過ごすのだ。
俺が飲んだのは、《ザ・リッツ・カールトン東京 スペシャル ブレンド ティー》なる紅茶。
貧乏舌なので、美味しさが理解出来ない。
これなら自宅のソファに寝転がってチェリオを飲んでいた方が美味しい。
『まあいいさ。
時間を潰したいだけだからな。』
柔らかい椅子に身を沈めながら時間が潰れるのを待つ。
『何故、こんなにも時間が経つのが遅いのだろう?』
呟いてから苦笑する。
ワープで移動時間がゼロだからに決まってるじゃないか。
この能力の真価は時短。
【移動時間】という生産性の無い工程を俺だけが省ける。
本来は圧倒的アドバンテージである筈なのだ。
だが、哀しいかな節約した時間に何をするべきなのか分からない。
何処にでも行けるのに何処に行けばいいのか分からない。
何も知らないから抱きたくもない女を抱いて、飲みたくもない茶を飲んでいる。
ちなみに俺はこの六本木が大嫌いだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
不意に隣から視線を感じた。
振り向くと初老の外人が無遠慮に俺を眺めていた。
恐らくはラテン系。
スペイン人やらフランス人やら、そういう人種。
身なりを見るに相当な金持ちだ。
『…。』
「…。」
仕返しのつもりはないのだが、俺も相当不躾に観察してしまったらしい。
ラテンオジサンは眉を顰めて不快を表す。
『声を掛けられたのかと思ったんだよ。』
あ、日本語で言っても仕方ないか…』
「日本語解ります。
流暢だってよく言われます。」
流暢は言い過ぎだが、ガイジン同士でなら達人を名乗れる域には達している。
『ええ、お上手ですね。』
「社交辞令?」
『はい、そうです。』
「実際、私の日本語はどれくらいですか?」
『友達にはなれないけれど、ビジネスパートナーとしては信頼出来るかもです。』
「…いい所を突いてますね。」
オジサンの名はレオンと言う。
要はスペインの金持ちだ。
どれくらい金持ちかと言えば、生まれてこの方賃金労働をした事がない。
父親の所有する不動産会社の役員だが、出社日は自分で勝手に決めれる。
日本支社設立下見の名目で毎年日本に遊びに来る。
その後はタイ支社やカナダ支社の下見だ。
そんなサイクルで長年遊び惚けていたらしい。
「悠々自適ですよ。」
レオンは自慢気に言うが、表情は暗い。
きっと今の生活にもう飽きているのだ。
「ヒロヒコさん。
アナタ若いのに随分余裕がありますね。
何か珍しいアクティビティを御存知ないですか?」
レオンは俺から《女遊びの残り香が漂っている》と指摘する。
図星なので反論はしない。
『いやあ、俺はまだ小僧なので…
そんなに遊び慣れてないでしねえ。
…鉱山で働いてます。』
「鉱業株?
リオ・ティントなら私も持ってますよ。
当家が創業時に出資していてね。」
『いえ、そういう大袈裟なものではなくて。
普通に鉱夫としてツルハシを振るってます。
あ、ツルハシ解ります?』
「pickaxe?」
『多分それです。』
俺はゆっくりと掌を広げて見せる。
ギガント族長が合格点をくれた自慢の手だ。
「…ボロボロですね。」
『最初は痛かったです。』
「私の実家、かなりの名家。
労働者階級の真似事なんか出来ない。」
『だから退屈されておられるんじゃないですか?』
「hoooooo…
否定はしないです。」
『次はレオンさんが何か教えて下さいよ。』
「?」
『いや、暇つぶしの方法を教えてあげたんだから。
俺だって他人のを知りたいですよ。』
「…所帯を持つ事です。
ご結婚はしてます?」
『いえ、幸いにも。』
「今の妻で3人目なのですが、容赦なく時間を奪ってくれますよ。
離婚調停に費やさされるリソースも膨大です。」
『じゃあ、退屈で死にそうになったら、その選択肢を選びます。』
レオンは鼻で笑って目を閉じ、1人でブツブツ呟きだした。
恐らくスペイン語なのだろう。
『ありがとう。
時間が潰れました。』
「どういたしまして。
アドバイスは役に立った?」
『鉱夫仕事に励みます。』
「アナタとは若い頃に逢っておきたかった。」
話はそれだけ。
時間が来たので会計時に土産にケーキを買い、物陰に隠れて新宿にワープした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
丁度、村上翁が札を《閉店》に裏返した所だった。
『あ、村上さん。
お口に合うか分かりませんけど。』
「えー、これを俺が受け取ったらチャコちゃんに恨まれそう。」
『駅まで歩きながら食べればいいじゃないですか。』
「東横キッズでもそこまで行儀悪い奴はいないなあ。」
埋め合わせのつもりなのか、村上翁は鞄に入っていたチョコバーをくれる。
新宿駅まで並んで歩きながら2人でムシャムシャ。
「このケーキ、チャコちゃんに買った事にしてやってくれ。
いいな?」
『…1つ謎なんですけど。』
「ん?」
『チャコちゃんさんは俺のどこがいいんですか?』
「だってオマエ、同世代の中では頭抜けた勝ち組じゃん。」
『…金貨の話、あの子にはしてないですよね?』
「する訳ねーだろ。
俺も危ない橋を渡ってるんだ。」
『じゃあ、何でチャコちゃんさんは俺が勝ち組だって知ってるんですか?』
「ばーか。
オマエの余裕こいたドヤ顔見てれば誰だって察するわ。」
『え?
俺がドヤ顔?』
「自覚なかったのかよ…
オマエさあ、《ボクは若き成功者でーす》って顔でウチに遊びに来てるぞ。」
『いやいやいや!
そんな表情はしてないですよ!』
「オマエの自己認識の話じゃねーよ。
他人に無関心な俺でも鼻に付くんだから。
…女はそう言うのに滅茶苦茶敏感だから。
チャコちゃんなんて最初からオマエに喰い付いてたぞ。」
『マジっすかー。』
「外国帰りの仮想通貨成金って言うのがチャコちゃんの予想。」
…当たらずも遠からずかな。
「見た目によらず荒事慣れしているとも分析していた。」
『女性は怖いですねー。』
「だって、ずっと俺にオマエの話をしてたんだぜ?」
『男なんて他に幾らでも居るでしょうに。』
「同世代じゃオマエが一番だもん。」
『おだてないで下さいよ。』
「…オマエの歳でさあ。
俺みたいなジジーと対等に商売が出来ている時点で別格なんだわ。」
『それは…
村上さんが気を遣って下さっているから。』
「ばーか。
俺が他人に配慮なんてする訳ねーだろー。」
『…。』
「最初からオマエは別格だもん。
だから俺は相応に扱ってるし、それが側で見ているチャコちゃんに伝わった。
それだけの話じゃね?」
『…今度から、巣鴨以外で商談させて貰えません?
あ、そうだ。
府中の家に遊びに来ませんか?
お洒落な冷蔵庫を買ったんですよ。』
「いやいや、それこそ女を誘ってやれよ。
俺が若い頃は、どうやって女を連れ込むかしか考えてなかったぞ。」
『うーーーん。
パーソナルスペースに他人が入って来るのは嫌だなあ。』
「最近の若い奴は障壁高いよなー。」
俺は逃げたかったのだが、村上翁に腕を掴まれて強引に巣鴨の店に連れ込まれる。
御丁寧に電話でチャコちゃんに連絡を入れる始末。
『ねえ村上さん。』
「んー?」
『どうして俺とチャコちゃんさんをくっつけようとするんですか?』
「だって俺、あの子が腹の中に居る前から知ってるんだぜ?
チャコの父親とはハトコ同士なんだけどさ…
なーんで50前に死んじまうかね。
お陰であの子を見届けるのが俺達兄弟の最後のノルマになっちまったよ。」
『答えになってないっす。』
「どうせなら一番の男とくっつけてやりたいだろ。」
『…村上さんって見る目ないですよね。』
「古物商にそれを言うか?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
村上翁の書斎で貴金属価格のレクチャーを受ける。
特に、ドルと金の逆相関性に関しては厳しく叩き込まれた。
『要はドルが下がれば金が上がるんでしょ。
そんなにしつこく言わなくても覚えましたよ。』
「覚えただけでは駄目だ。
ちゃんと原理を理解しろ。
自分の言葉で説明できるようになれ。」
口煩いジジーだが、それが今の俺にとって最も必要な存在だから役割を演じているのだろう。
自己責任主義者の村上は、誰かに理論を伝える事には本来関心がない。
(俺もそうだから理解出来る。)
この男なりにポジション相応の責任を果たしているつもりなのだろう。
俺も歳を取れば、そういう考え方をするようになるのだろうか。
「…オマエに関しては成人として扱うぞ。」
そう言って村上はウィスキーを注いでくれる。
俺が《キツくて飲めない》と言っても無視される。
きっとこれは良いものなのだ。
ここまで露骨に託されるのは息苦しいが、反面この男の言いたい事も痛い程伝わって来る。
『皆、よくこんな物飲めますね。』
「オマエも飲むようになるよ。」
『飲みませんよ。
俺、酒弱いですし。』
「酒は貧乏人が鬱憤を晴らす為の道具だ。
だが金持ちが暇を潰す為の道具でもある。」
『…同じ酒でも全然違いますね。』
「自制出来なければ身体を壊す所は共通している。
イオンのPBでもサントリー山崎でも飲み過ぎれば平等に身体を壊す。」
『肝に銘じます。』
チビチビとウィスキーを啜りながら村上の古銭コレクションを見せて貰う。
何故フランチャイズの買取ショップをやっているのか、どこに旨味があるのかを丁寧に教えて貰う。
興味深かったのは、グループの共同創業者であるにも関わらず雇われ店長を装っている理由である。
リスク管理とはそこまで考えるものかと感心する。
「あ、飛田君。
久しぶりー。」
『どうも御無沙汰しておりました。』
もっと村上の話を聞いていたかったのだが、チャコちゃんが入室して来る。
ここらは一族の気安さなのだろう。
「おう、チャコちゃん。
飛田の奴が土産を買って来てくれたぞー。」
『お口に合えば…』
「えー、どこのケーキかな♪
私も結構…」
そう言い掛けた時だった。
チャコちゃんが笑顔を浮かべかけたまま硬直する。
『あの…?』
最初、何故首元を凝視されているのか分からなかった。
「ゴメンなさい!
私、1人で盛り上がって馬鹿みたいだね。」
『え?え?え?』
「え?え?え?」
俺と村上が呆然としている間にチャコちゃんは泣きながら飛び出してしまう。
『村上さん。
チャコちゃんさん、ケーキが苦手とか?』
「あー、そう言えばダイエットがどうのこうの言ってたな。」
1分ほどして幹康さんの奥さんが凄い形相で怒鳴り込んで来る。
ここまで怖い顔をしているという事は女の理屈では俺が悪いのだろう。
「これ見よがしにッ!!!」
奥さんが胸倉を掴んばかりの勢いで俺の首元のそれを激しく摘まむ。
あ、エヴァに貰った琥珀のペンダントだ。
奥さん(激怒しながら)曰く。
要はこのペンダントは明らかに異性からの贈り物であり、女に言わせればガチ本命にしか渡さない代物らしい。
『あ、いや。
安物だって言ってましたので…』
「だからでしょ!!!」
何が《だから》なのかは俺には理解不能。
「追いなさい!!
そういう場面でしょ!!」
『え?
追うと言いましても…
どこに?』
「考えれば分かる筈よ!!!
だって男と女の問題だもの!!!」
奥さんの剣幕が本当に怖かったので、取り敢えず屋外に逃げる。
参ったなぁ。
俺のスキルって具合的に場所を指定しないと発動しないんだよねぇ。
そんな抽象的な指示をされてもねぇ。
この話が面白いと思った方は★★★★★を押していただけると幸いです。
感想・レビュー・評価も頂けると嬉しいです。
この続きが気になると思った方はブックマークもよろしくお願いいたします。
【異世界複利】単行本1巻好評発売中。
https://www.amazon.co.jp/%E7%95%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A4%87%E5%88%A9-%E6%97%A5%E5%88%A91-%E3%81%A7%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E8%BF%BD%E6%94%BE%E7%94%9F%E6%B4%BB-1-MF%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%8F%E8%A5%BF-%E3%81%AB%E3%81%93/dp/4046844639




