仕事。
結論から言うと概ね解決した。
アイル準自治区なる珍妙な独立国家が誕生してくれたおかげで、王国と直接国境を接しなくて済む様になった。
国際社会はアイル州の独立を諸手を挙げて歓迎。
(少しでも王国の国力を削ぎたいからね。)
特に直前まで侵攻に苦しめられていた合衆国は胸を撫で下ろしながら、僭主ピエールに親善特使を派遣した。
バリバリ峡谷に屯していた難民も9割方が故郷に帰っていった。
『で?
ロキ先生はいつ帰ってくれるんですか?』
「えー。
ここがワシの家だよー。
トビタ少年はちゃんとワシの介護をしてよー。」
『えー。
そういうお願いは息子さんにしてあげて下さいよー。』
…まあ難しいだろうな。
息子さん夫婦はロキ爺さんを嫌い抜いているしな。
過去エピを聞く限りは100%この老人が悪いので取りなす気も沸かない。
俺同様に戦闘と策謀以外の取り柄が無い男なのだ。
『先生、パエリア振舞の千秋楽ですけど行きます?』
「行くー♪」
エヴァを形式的に誘うが笑顔でノーサンキュー。
主催しているのが婦人会だからね、仕方ないよね。
丁度ガルドが坑道から戻って来た所だったので、3人でパエリアを食いに行く。
「ガルド君、調子はどうよ?」
「こっちの坑道は外れっすね。
来週まで掘り進んで脈がなければ一旦保留しますわ。」
「何か珍しいモンあった?」
「錫が多少取れました。
後、火魔石(微)です。」
「あー、典型的なハズレだなぁ。」
「次の抽選を待ちますわ。
温泉源に近い所為か湿気と地熱が凄いですしね。」
「えー、それってマッシュルーム部屋作れるじゃん。
栽培班に報告したら得するのに。」
「昔、揉めちゃって出禁なんすよ。
ロキさんが話繋いでくれませんか?」
「え?
ワシも最近揉めたばっかりだから無理。」
「じゃあヒロヒコに任せるわ。」
「おうトビタ少年、頑張れよ。」
『えー?』
システムが良く分からないまま、キノコの管理を生業にしている栽培班との折衝を任される。
要は自身が採掘権を持っている坑道を栽培班に貸し出す制度がドワーフにはあるのだ。
栽培班の調査係が坑道を調べ、栽培コンテナの設置数・設置場所・栽培品目を指定し、採掘権保有者が指示通りにコンテナを設置する。
収量の1割強が採掘権者に渡される。
手間が掛かる上に貸し出しが始まると採掘を禁じられるので嫌がるドワーフは多い。
だが、採掘権を買った坑道が外れならば栽培班への貸し出しでもして穴埋めせざるを得ないのだ。
ガルドが3年採掘権を買った坑道はどうやら外れっぽく、本人は掘り進むモチベーションを無くしている。
なので徒弟制の通例として弟子の俺が尻拭いに奔走しなくてはならなくなった。
『すみませーん。
坑道のリサーチってお願い出来ますか?』
「おお、ガルドさんとこの。
脚は治りそう?」
『いやー、痛みは引いたんですけど。
まともな歩行は無理っぽいっすねえ。』
「そっかー。
若いのに大変だねえ。
えっとリサーチってガルドさんの坑道?」
『やっぱ駄目っすかね?』
「あ、いや。
先代と揉めた話は聞いてるけど…
まあ、もう時効って事にしとこうよ。」
『あざっす!』
そんな感じで栽培班との折衝が始まる。
ガルドは挨拶にも来ないが、そういう男だと皆が知っているので特に問題はない。
「えっと。
それじゃあ、リサーチは終わったから。
帰ったら設置要望書を作成するよ。
契約が終わったら、搬入からはガルドさんの仕事だけど大丈夫?」
『ええ、本人に申し伝えておきます。』
栽培班が用意したコンテナを坑道に運び込み、時期が来たら回収返却するのは坑道所有者の仕事。
収穫の計量は栽培部が行い既定の謝礼が分配される。
今回の地形だとマッシュルームコンテナ(小)を21ケース設置。
そのうち2ケースが配当として分配される目論見とのこと。
マッシュルームは加工所に納品すれば半分の分量のマッシュルームレーションと交換して貰えるので、ガルドの手元にはマッシュルームレーション1箱(平均的なドワーフ男性は2ヶ月弱で食べきる)が残る寸法。
曰く、煩雑な作業が多くワリに合わないそうだ。
「もうこの件はヒロヒコに任せたから。
全部頼むぞー。」
『はーい。』
「オマエやエヴァも好きなだけ食っていいんだぞ。」
『毎日は辛いっす…』
そんな感じの小仕事がチラホラと増えた。
義父ブラギ・バルンガ組合長・最長老・ヨルム戦士長・デサンタチーム・商人仲間のギョームと付き合いのある相手からささやかな有償タスクを投げられるのだ。
ロキくん係を務めながらなので、結構忙しい。
「ねえ、ヒロヒコ。」
『なんだいエヴァさん。』
「里帰りはしなくていいの?
もう一ヶ月以上ずっとこっちでしょ?」
『あー、まあ…
顔を出さなきゃなんだろうけど。』
…やる事増えたからなあ。
いや、ぶっちゃけワープすれば一瞬なんだろうけど。
ズルズルと先延ばしにしているうちに、言い出す機会を失ったのだ。
「お風呂にでも入って来なさい。
たまには長風呂を勧めるわ。」
『…うん、分かった。』
バルンガ邸には個室サウナのような施設があり、許可を取れば幾らでも使わせて貰えるのだが…
居候の身だから言い出しにくいんだよな。
ロキ爺さん程の厚顔無恥になると平然と毎日長風呂しているのだが、あれは悪い見本だ。
俺は母屋の事務所に行き書生さんに個室風呂の使用許可3時間を取る。
そして扉を施錠し溜息を吐いた。
『ワープ。』
まずは瀬戸内の孤島に飛んで荒らされてないかをチェック。
ここは俺の最後の砦なので絶対に存在を知られてはならない。
当然、無事。
『ここからが悩みどころだ…』
思わず呟く。
どうしよう。
合間が空いちゃったなあ。
本当は小まめに帰るつもりだったのだけど…
拠点の眼前が戦場だったからな。
どうしても留守に出来なかったのだ。
僭主ピエールが誕生してからは、雑務に追われていたしな。
【残り風呂使用時間2時間56分】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
『ワープ。』
村上翁の顔が見たかったのだが、チャコちゃん警察に指名手配されている身なので、まずは府中に飛ぶ。
《ブーッ! ブーッ! ブーッ!》
ワープポイントである階段下収納に飛んだ瞬間、警戒音!?
どうやら女共がセンサーを仕掛けていたらしい。
「あーッ!!!
飛呂彦君ッ!!!」
『やあ、らぁら(本名)さん。』
「やぁ、じゃねーよ!!!
妊婦×3を放置してどこに行ってたの!!」
…戦場? 坑道? 魔界?
説明が難しいな。
『…し、仕事だよ。』
「嘘!
どうせ女と居たんでしょ!!」
『…ほ、本妻の家には居た。』
「ギャオーーーン!!!」
…胃が痛い。
この後、駆けつけて来た沼袋・遠藤とも寸分違わない遣り取りを強いられる。
『3人共、かなり腹が膨れて来たね。』
「ギャオーーーーンッ!!!×3」
まあ、気持ちは分かるよ。
妊娠中に男が音信不通になったらナーバスにもなるだろうな。
「飛呂彦様!!
もうどこにも行かないのですよね!?」
『え?
3時間したら本妻の元に帰るけど?』
「ギャオーーーーンッ!!!×3」
【残り風呂使用時間2時間37分】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
金庫に隠してあったスマートフォンを取り出しメールチェック。
(こじ開けようとした形跡は女の可愛げである。)
くっそ着信溜まり過ぎだろ。
「ねえ、飛呂彦くん。」
『何だい、南さん。』
「折角帰って来てくれたのに、もうお仕事?
もう少し私に構ってよ。」
『うん、構うよ。
…あ、香港の民主化デモが激化してる。
何か報告があれば聞くよ。』
「じゃなくて!!!
もっとちゃんと相手をしてって言ってるの!!
お祖母ちゃんの容態もかなり悪いし!」
『む?
それは大変だな。
じゃあ合間に鳥取にお見舞いに行っておくよ。』
「それは嬉しいんだけど!!!
もっと私に構って!!!」
『あ、ゴメン。
時間が押してるから、また今度ね。』
「え!?
3時間居てくれるって言ったじゃない!!!」
『え?
地球全体で3時間ってことだけど(キョトン)?』
「ギャオーーーーンッ!!!」
俺が階段下に行こうとすると女共が邪魔をしてきたので殴り倒してからワープした。
まったく、俺は仕事だっての。
【残り風呂使用時間2時間11分】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
鳥取城を臨む病室。
沼袋の祖母は静かに死を待っていた。
『ご無沙汰しております。』
「南は元気にしておりますか?」
『はい、とても元気です。』
「南とは仲良くしてくれてますか?」
『さっき怒られてしまいました。』
「…あまり他人様と争う子ではないのですけれど。」
『俺が全然構っていないそうです。』
「…でしょうね。
あの子の父親も祖父もそうでした。」
『俺なりに配慮はしているのですが…』
「…女は、ただ男性に寄り添って欲しいだけなのです。
飛田さんには難しいですか?」
『はい、今の俺は皆から欲されています。
何人にも独占させる気はありません。』
「皆というのは?」
『殆どが仕事関係ですが、異性で声を掛けて下さる方も何人かおられます。』
「…貴方は酷い人です。」
『男ってみんなそうですよ。』
「…そうかも知れませんね。」
『今日はお祖母様に約束に参りました。』
「お別れではなくて?」
『俺は忙しい人間です。
文字通り世界中を飛び回っております。
なので、そうでない男に比べて南さんに割く時間はどうしても短くなります。』
「…。」
『生まれた子供にも暇人ほどの時間は割けないでしょう。』
「…。」
『ただ、それでも子供を養うことだけを考えております。
何とか頑張って成人するまでは守って行こうと。
頭の中はほぼそれだけです。』
「…女は、殿方からただ一声欲しいだけなのです。
自分だけを愛していると、嘘でもいいから言って欲しいだけなのです。
孫や私のそんなささやかな願いも叶えて頂けませんか?」
『それをささやかだとは思いません。』
「…。」
『生まれて来る子はどんな手を使っても育てあげます。
今日はそれだけを伝えたかった。』
「…貧しくても良かったのです。
南には普通の幸せを掴んで欲しかった。」
沼袋南は自分の意志でソープランドに勤めていた。
最初から祖母の願いとは相反していたのである。
『ご安心下さい。
俺の父は…』
少しだけ時間をかけて親父の話をした。
こういう話は村上翁にもした事は無かったのだが、結構掘り下げて親父の話をした。
貧しくとも愛情を持って育ててくれた人だった。
「…。」
『…。』
沼袋南の祖母は最後に瞑目して俺に別れを告げた。
俺は礼を述べてから病室を去った。
【残り風呂使用時間1時間07分】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
参ったな。
予定が狂った。
一夫多妻制が廃れた理由が分かるような気がする。
時間が幾らあっても足りない。
『ワープ。』
新宿のブランドショップ。
村上翁の言葉を真に受けるなら俺に経営権が渡っているらしい。
遠目から覗くとアフロみたいに髪のボサッとした店員がカウンターに立っている。
新顔のアルバイトだろうか?
チャコちゃんが居たらどうしようと不安だったので胸を撫で下ろして店内に入る。
『こんにちわー♪』
「…。」
ん?
無口な店員さんなのかな?
前髪までボサボサして顔が隠れているし。
『どうも、はじめまして♪
新しく入られた方ですか?
村上専務から伺っているかも知れませんが、俺は飛田飛呂彦と言います!
仲良くして下さいね♪』
人手不足で困ってるって話だったしな。
少しでもフレンドリーに接して居心地の良い職場と思って貰わなきゃね。
「…仲良く?」
『はい!
たまにですけど、ここの仕事してるんです!
末永く宜しくお願いしますね。
俺の事は気軽に飛呂彦って呼んで下さい♪』
よし、ありもしない愛想をフルに使ったぞ。
村上翁には普段から世話になってるからな。
こういう場面でちゃんと恩返ししなきゃな。
「…。」
店員さんはプルプル震えている。
ん?
ひょっとしてコミュ障の人なのかな?
やれやれ接客適性のない人間でも雇わざるを得ないんだから人手不足って深刻だよな。
「うがあああああああッ!!!!」
『がはああああッ!!??』
突如、店員さんに殴り倒される。
そして店員さんはモサモサした自らの髪を鷲掴みにすると。
(バサアッ!!!!)
「神妙にしろィッ!!!
チャコちゃん警察だぁッ!!!!!」
『ひえっ!!!』
どうやら俺をおびき寄せる為に、ずっとアフロっぽいカツラを被って過ごしていたらしい。
【残り風呂使用時間00時間48分】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
『へ、変装なんて卑怯だよ!!』
「うるさいッ!!!!
こうでもしなきゃ飛呂彦は絶対に入店してくれないでしょ!!!」
…まあな。
窓越しにチャコちゃんが見えたら回れ右するつもりだったからな。
『ぐ…
に、逃げなきゃ!』
「動くなッ!!
逃げようとしたら風魔法(極)で歌舞伎町の住民を皆殺しにする!!」
『それってすっごく国益にプラスじゃん。
是非是非。』
「じゃあやっぱり新宿駅を狙う!!」
『いやいや、国内最大のターミナル駅を破壊するのは勘弁してよ。』
この女が本気を出せば本当に出来ちゃうからな。
今からでも口先で騙して歌舞伎町に標的を戻せないかな。
「私、怒ってるんだからね!!」
『え、何で?』
「寂しかった!!!」
『あ、うん。』
「すっごく寂しかったの!!!」
『じゃあ友達と遊びなよ。』
「居ないって言ったでしょ!!!!」
『いや、俺も居ないけどさ。』
チャコちゃんって知れば知るほど癖の強さが滲み出るからな。
準遠藤級に嫌な女ではあると思う。
逆に上辺だけさらっと付き合う分には良さそう。
学校の先輩にこんな綺麗なお姉さんが居たら最高だったろうな。
「どうせ専務に逢いに来たんでしょ!」
『本当はここで逢いたかったんだけど、ちょっとバックヤード借りるよ。』
「何しに来たの!!!」
『え?
メールチェック。』
「ウキーッ!!!!
どうして構ってくれないの!!」
『え?
仕事だし。』
「ウッキャアアアアア!!」
チャコちゃんはウキウキ叫びながら乱暴にシャッターを下ろす。
そして平成ラブソングメドレーをBGMとして流す。
何事も無かったようなラブコメ顔に豹変して密着するように俺の隣に腰掛ける。
(ちな俺のパーソナルスペースは半径2メートル。)
「やっと2人きりになれたね飛呂彦❤」
『この前も2人きりになったでしょ。』
「勝手に飛呂彦が消滅したからノーカン❤」
『あ、うん。』
そりゃあね、いきなり刺されたら離脱するよね。
ぶっちゃけ今まで戦った敵の中でチャコちゃんが一番強敵だからね。
ちなチャコちゃんの見立てでは手帳4級相当の障碍らしい。
「ねえ、飛呂彦❤
何をやってるの?」
『仕事。』
LINE、WhatsApp、Eメール。
分散してて把握が辛い。
「ねえ、これから2人で遊びに…」
『あ!
税理士との打ち合わせ忘れてた!!』
「えー♪
私の税理士貸してあげるよー♪
結構裏社会に詳しい人でさあ。
資金を合法的にキプロスに逃がすスキームがあるんだよねぇ❤」
柴田税理士に慌てて謝罪メール。
相手の方が数回り年長なので言葉選びに気を遣う。
「ねえ、飛呂彦❤
キス、しよ…」
『あ!
宝石オークション忘れてた!!』
「宝石!?
ハッ!?
もしかして私への結婚指輪!?」
宝石の現金化を頼んでいたジェインに宝石オークションに連れて行って貰う約束をしていたのだ。
ジャイプールの販路も紹介してくれる筈だった…
怒ってるかな…
日本語で謝罪メールを入力し掛けて慌てて取り消す。
せめて英文で謝った方が反省の気持ちが伝わるんじゃないだろうか…
『うーーん。
皆を待たせ過ぎちゃったなあ。』
「飛呂彦❤
私、待てるよ❤
飛呂彦の為なら100億年ボタン連打出来るよ❤
でも捕まえる方が得意❤」
くっそ、時間がない。
異世界でも地球でも仕事を増やし過ぎたか…
でも仕方ないじゃないか。
俺の能力が移動チートである以上、ビジネスに使えば指数関数的に利害関係者が増えて行くのだ。
「ねえ、飛呂彦❤
今から巣鴨に一緒に帰ろうよ❤
私の部屋に行こ❤
2人にとって掛け替えのない思い出の部屋❤」
『いや、俺にとってはトラウマ以外の何物でもないんですが、それは…』
「ねえ、しばらく東京に居るんでしょ?」
『え?
後2分で帰るけど?
また再来月くらいに顔を出すよ。』
「ファッ!?」
【残り風呂使用時間00時間02分38秒】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ちょっと待ってよ!!!
また彼女さん!?」
『え?
言わなかった?
彼女って言うか本妻だけど。』
「ウッキャッーーー!!!!
キーーーーッ!!!
キーーーーッ!!!
キーーーーッ!!!」
『あ、思い出した。
本妻からチャコちゃんさんに伝言があるんだけど。』
「ファッ!?
ちょ!
意表を突いて女を宥めようとしても誤魔化されないんだからね!!」
『土魔法(極)関連だから、ちょっと話が長くなるんだけどさ。』
「待てィ!!!
いきなり面白い話を持ち出して思考を麻痺させようとするのはヤメローッ!!
好奇心は猫をも殺すんだよ!!!」
たっく、うるさい女だなー。
麻痺はお互い様だろ。
コイツの言い回しは微妙に愉快なのでメールに集中出来ないんだよな。
『まあ、今日は忙し…』
「そうやって男の人は!!!」
『…え?』
「飛呂彦?
どうしたの?」
『嘘だろ?』
「…飛呂彦?」
『…再来月と言うのは取り消す。
しばらく地球に通うことになりそうだ。』
「え?」
犬童が殺された。
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