エスペラントの風景1
人工言語エスペラントの文法をみていきます。
参考図書
安達信明『ニューエクスプレス エスペラント語』(白水社)
エスペラントの風景1
1、人称代名詞(主格)
1sg. mi (私)
2sg. vi (あなた)
3sg. li(彼)/sxi(彼女)/gxi (それ)
1pl. ni (私たち)
2pl. vi (あなたたち)
3pl. ili (彼ら、彼女ら、それら)
2、人称代名詞(目的格)
上にあげた主格形の語尾に-nを付加するだけ
3、主要な品詞とその語尾
名詞)-o
形容詞)-a
派生副詞)-e
※)派生副詞とは、他の品詞から語尾の取り換えによって作られたものをいう。
⇔本来副詞「ex. cxiam(いつも、常に)」は語尾のルールからはずれている。
studento(学生;名詞)は、studenta(学生の、学生的な;形容詞)や、studente(学生のように;副詞)などと、語尾の形を変えることで品詞を変えられる。
4、名詞・形容詞の複数形
品詞を決定する語尾に、さらに-jを付加する
ex.) studento → studentoj
形容詞「おなかのすいた、空腹な」malsata → malsataj
※)形容詞は名詞に対して、数と格の一致を起こす。(主格・目的格)
5、名詞・形容詞の目的格
「2、人称代名詞の目的格」でも述べたように、目的格の格標識は語尾に-nを付加するだけである。
「おなかのすいた学生」(主格単数) malsata studento
「おなかのすいた学生を」(目的格単数) malsatan studenton
「おなかのすいた学生たち」(主格複数) malsataj studentoj
「おなかのすいた学生たちを」(目的格複数) malsatajn studentojn
6、冠詞
la という定冠詞が存在する。これは英語のtheの用法とかわらない。
不定冠詞は存在しない。
また、laは、詩や小説など、リズムを重視する際には、l'と表記し、子音のみの発音となる
(つづく)
(次回は、動詞の過去・現在・未来、疑問詞、所有形容詞などを扱う)