エスペラント入門
人工言語エスペラントを学びます
参考図書
『ニューエクスプレス エスペラント語』(安達信明,白水社)
エスペラント入門
1-1 文字と発音
※文字について
文字の上に^がつくものがあるが、私の投稿では、それらはすべて-Xを代用している
uに̌ˇがつく文字もあるが、これはWを代用している
〈母音〉……5
A a ……「ア」/日本語の「ア」
I i ……「イ」/日本語の「イ」(弱すぎる発音はダメ。しっかり発音しよう)
U u ……「ウ」/唇を丸め、強めに発音する「ウ」(この発音には気をつけよう)
E e ……「エ」/日本語の「エ」
O o ……「オ」/「ウ」や「ア」と間違われぬよう、はっきりとした発音を心がけよう
〈子音〉……23
B b 有声両唇破裂音 C c 無声歯茎破擦音 CX cx 無声後部歯茎破擦音
D d 有声歯茎破裂音 F f 無声唇歯摩擦音 G g 有声軟口蓋破裂音
GX gx 有声後部歯茎破擦音 H h 無声声門摩擦音
HX hx 無声軟口蓋摩擦音 J j 硬口蓋接近音 JX jx 有声後部歯茎摩擦音
K k 無声軟口蓋破裂音 L l 歯茎側面接近音 M m 両唇鼻音
N n 歯茎鼻音 P p 無声両唇破裂音 R r 歯茎ふるえ音
S s 無声歯茎摩擦音 SX sx 無声後部歯茎摩擦音 T t 無声歯茎破裂音
W w 有声両唇軟口蓋接近音 V v 有声唇歯摩擦音 Z z 有声歯茎摩擦音
youtubeなどでエスぺランチストによる音声を聞いてみよう
〈発音・アクセントなどについての決まり〉
1、書かれた通りに発音され、発音される通りに書かれる⇒「ローマ字読み」
ex.) domo [ドーモ]:家 kato [カート]:猫
2、アクセントは常にうしろから2番目の母音に置かれる
ex.) amo [アーモ]:愛 amiko [アミーコ]:友人
amikeco [アミケーツォ]:友情
3、母音のながさ
母音の長さで意味を区別することはない
A)アクセントのある母音の後に子音が1つしか場合には、母音は強く【長く】発音される。
kato[カート]:猫 pano[パーノ]:パン
B)アクセントのある母音の後に子音が2つ以上くる場合は、母音は強く【短く】発音される。
kanto[カント]:歌 pando[パンド]:パンダ
※)とはいえ例外もあるので、基本的には母音のながさは強勢アクセントに自然に伴うものと考える。
4、その他
〇読み方について
A)接頭辞を単語につけるとき、
「憎んでいる」mal+ami→ malami【マル・アーミ/マラーミ】 どちらでもよい
B)単語と単語を合わせるとき、
「中に入る」en+iri→ eniri【エン・イーリ/エニーリ】 どちらでもよい
C)単語に接尾辞がつくとき、
「学校」lern+ejo→lernejo【レルネーヨ】 この読み方にする
D)同種の母音の連続のとき、
「再び、繰り返し」re+e→ree【レーエ】 この読み方にする(「レーー」ではない)
「夫婦」ge+edzoj→geedzoj【ゲエッゾイ】 この読み方にする(「ゲーゾイ」ではない)
(つづく)