4:入学
今回は繋ぎなんで内容は微妙だと思います;;でも次回からはしっかりした内容になると思うんでよろしくお願いします
シャイン
「やべぇ!遅刻する!入学初日で遅刻とかあり得ねぇ!」
??
「おい!シャイン待てよ!俺を置いてくな!」
シャイン
「おぁ!ケン!いきなり現れんな!」
ケン
「てか何でお前そんな急いでんだよ?」
シャイン
「何でって遅刻するからだろ!?」
ケン
「馬鹿ッ!まだ7時50分だよ!」
シャイン
「はぁ!?」
俺は自分の腕についている時計を見つめた。
シャイン
「本当だ・・・焦りすぎてて見間違えてた。」
恥ずかしい!どうしよう!しかもよりによって見られたのがケン・・絶対笑うぞこいつ。
ケン
「ギャハハハハハ!!馬鹿だろ馬鹿!」
ケンは期待を裏切ることなく大笑いした。
ープチッー
ケン
「ん?今何か不吉な音が聞こえたような・・」
シャイン
「ケン・・どうやらお前は死にたいようだな。」
ケン
「え!?てかシャインの後ろに黒い物が見えるんだけど!!」
パチンッ
シャインが指を鳴らすとケンの周りに赤い炎の玉が無数に浮かんだ。
シャイン
「どんまい!」
もう一度指を鳴らす。
パチンッ
ゴォォォォォォ!!ケンの体を炎が包む。
ケン
「うがぁぁぁ!!!」
ケンはこの時シャインは敵に回してはいけないと悟った。
??
「ほぅ。高校1年生にして火の中級魔法を詠唱無しで出すとはねぇ・・・面白い奴が居たもんだ。」
ザッ謎の男は木々をすり抜けて消えてった。
さっき誰かに見られていただがいきなり消えた。なんだったんだ?
ケン
「お〜い今度は本当に遅刻するぞ!」
いつの間にか生き返ったケンはシャインを促す。
シャイン
「ん?あぁ今行く。」
シャインは微妙な違和感を感じながら学園へと急ぐのであった。
??
「みなさんこんにちは。この学園の
学園長をしているアクティスだ。これからの君達の成長を楽しみにしている。これで私の話は終わりとする。」
学園長はとても綺麗な女性だった。年は30歳って所だろう。それにしても何なんだこの学園。
最初見たときまじでびっくりした。
なんせ見た目が城みたいだったから。
案の定中に入ってみたらさらにびっくり。床は大理石。電気はシャンデリア。
壁にかかっているのは有名な絵画。
置物はどれも高そう。さすが金持ち学校なだけある。
ケン
「お〜いシャイン!クラスどこだったぁ?」
シャイン
「えーっと、Fらしい。」
ケン
「うぉ!まじで?俺もFだよ!!やっぱ俺ら運命共同体なんだな!」
ケンはニカっと笑った。しかしシャインは・・・
シャイン
「お前、朝は中級で済ませてやったが、どうやら上級を受けたいらしいな。」
冷たく笑っていた。
ケン
「いや、大丈夫だ間に合ってる。」
シャイン
「そうか。そんなに受けたいのか。では・・」
パチンッ
シャインが指を鳴らす。するとケンの下に魔法陣が出てきた。
ケン
「ちょっとまて!やめろ!死ぬ!」
そんなケンの虚しい声は届かず、もう一度指を鳴らす。
パチンッ
バリバリバリ!!
雷の中級魔法の応用。中級といえども威力は上級並みだ。
この後ケンの呻き声が体育館に響き渡ったのはいうまでもない。
そんな二人のやり取りを静かに見つめている人物がいた。それはこの学園の学園長アクティスだった。
アクティス
「あいつ。この年で中級の応用ができるのか・・・それにあのケンと呼ばれた男。あれだけの攻撃を受けて立っていられるのか。興味深いな。面白い。あいつらなら良いかもな。」
アクティスはニヤリと笑って体育館を出た。