2:誕生2
カイル目線が入っています。多分てか、絶対読みにくいです。すんません。我慢して下さい;;;
「こっこれは!」
助産婦が驚くのも無理はない。なんせこの男の子。ましてや赤ん坊にこれほどの魔力があるとは誰も思うまい。
「SSSランク・・・」
SSSランクとは最強ということだ。
この国では今までの最高ランクで
「SSランク」だ。そのSSランクですら2人しか確認されていない。
つまりこの男の子は赤ん坊にして最強の称号を得たのである。
「え!?今なんと?私の聞き間違いでなければ
「SSSランク」といったか?」
『だからそうですってば!!あたしだってびっくりしたんです!!』
電話の奥で助産婦が叫んでいる。
まさか・・ふふッ♪早く旦那様に伝えなくては♪
秘書・・・もといカイルは不敵に笑った。
「何ぃぃぃぃ!?!?SSSランクだと!?ありえん!さすが我が息子だ!あぁ!!しかし息子のくせに生まれたばかりで父親のランクを越しおって!」
さっきからこの繰り返しだ矛盾しているな。というか生まれたばかりでSSSランクか。普通は修行をしてランクをあげるんだが・・・
そうなのだ。この国では普通修行をしないとランクが上がらない。さっきから叫んでいるおっさん。いやこの国の頭首クロコでさえSSランクになるのに血の滲む努力をしたのである。ちなみにもう一人のSSランクは前頭首マイル。つまりクロコの父親がそうである。(いまでは頭首を引退して隠居している。)
「こうはしてられん!家族会議だ!」
〜〜〜30分後〜〜〜
「今回の家族会議のテーマは、我が息子の名前だ。私が考えたのはな、」
頭首:クロコ(以下クロコ)が嬉しそうに発表しようとすると、
「もう決まっています。」
そう言ったのは男の子の母親、メリッサである。
「あなたじゃろくな名前は考えてこないと思って私が決めさせて頂きました。」
そう言うとメリッサは美しく笑った。クロコはこの笑顔を見るとどうも逆らえない。
「分かった。で、どんな名前にしたんだ?」
「シャイン。」
とメリッサは一言。
「シャインか・・うんいい名前だ!気に入った。」
こうして赤ん坊の名前が決まった。この時はまだ誰も気付いていなかった。赤ん坊、いや、シャインの真の能力に・・・