表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

なら君も

前にこえ部に投稿したお題の使い回しですが。



「あの!先輩・・・ずっと、先輩のことが好きでした。」


すごくべたなセリフで、でも顔を真っ赤に染めて一生懸命に俺に思いを告げてくる後輩。


「先輩には彼女がいるってことも、転校してしまうっていうことも知っています。だけど・・・どうしても伝えたくて・・・!」


そう、俺には彼女がいた。転校するってわかってから別れたけれど。

あさってには転校してほかの県にいってしまうし。


「迷惑なのはわかってます・・・でも後悔したくなかったんです。」


とても必死で、声を搾り出すようにして出している。

俺はただ、彼女の告白を聞いているしかなかった。

それが、一番正しいいことに思えたから。


「だから、私が新しい人を好きになれるまで・・・それまでは先輩のこと、好きでいさせてください。」


涙目で、顔を真っ赤にして俺に頭を下げる。


そんな彼女がとても、愛おしくて。


「ならさ。ひとつだけ条件ね。」


俺の一言で彼女が顔を上げ、首を傾ける。


「君も、


俺が君を好きでいること、許して。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ