第四章 登場人物一覧
◆天城家
•天城 輝政
遼真・玲子・隆明・真理亜の父。警視総監。厳格で冷徹だが、家族への想いは人一倍強い。
第四章では玲子を狙った事件に対し、自ら現場に乗り込み警察庁幹部とも渡り合う。
•天城 美佐子
母。柔和で家族を包み込む存在。玲子や遼真、真理亜を心から心配し、透の母親から謝罪を受ける場面では、母親としての気持ちを玲子に寄り添わせる。
•天城 隆明
長男。警視庁幹部で父の右腕的存在。玲子を狙撃した透を直接追い詰める。
冷静沈着だが、家族を守る姿勢は父に似ている。
•天城 玲子
長女。県警本部長。第四章の中心人物。
狙撃事件の標的となり、優人との婚約・結婚を経て、ようやく「女性」としての幸せを掴みかける。
優人のプロポーズを涙で受け入れる。
•天城 遼真
三男。新聞社勤務。事件の真相を見抜き、玲子と優人を助ける。
高校時代から透と関わりがあり、その証言が真実を暴く手掛かりに。
•天城 真理亜
次女・末っ子。高校生。玲子のことを心から慕っており、優人に「お姉ちゃんをお願いします」と伝えるシーンが印象的。
第四章では優人の妹と「吹奏楽部つながり」で親しくなる。
•初枝
天城家の家政婦。古くから家を支える存在。玲子や遼真、真理亜の相談相手にもなる。
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◆佐伯家(優人の家族)
•佐伯 優人
玲子の婚約者 → 夫。弁護士見習い。
第四章では玲子を必死に守ろうとする。玲子への想いが強すぎて、透の存在に嫉妬もするが、最後に婚姻届と指輪を差し出し、皆の前でプロポーズする。
•佐伯 郷司
父。検事。
•佐伯 里帆(さえき りほ/旧姓・如月)
母。弁護士。実は輝政の妹であり、離婚により離れ離れになっていた。第四章で親子関係が発覚する。
•佐伯の兄(長男)
検事。
•佐伯の姉(長女)
弁護士。
•佐伯の妹(末っ子)
高校生。真理亜の後輩で吹奏楽部員。同じ部活つながりで親しくなる。
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◆事件関係者
•柳瀬 透
遼真の高校の一個上の先輩。大学時代は玲子に想いを寄せていた。
現在は警察庁生活安全局長の息子で、警察官でもある。玲子への歪んだ執着心から狙撃事件を起こす。
第四章で真実が暴かれ、裁判で刑を受ける。
•柳瀬 由梨
透の妹。遼真に玲子への執着話をしてしまい、後に天城家を訪れ謝罪する。
•柳瀬の両親
父:警察庁生活安全局長。輝政と2人きりで話し合う。
母:玲子に謝罪し、涙を流す。
◆警察庁・警視庁関係者
•副総監・三枝 義信
温厚な笑みを浮かべるが、腹の内は読めない策士。礼儀正しく美佐子に挨拶し、輝政への敬意を示す。
•刑事部長・横溝 昭二
無骨ながら誠実。現場叩き上げの男で、輝政の辣腕を素直に認めている。
•警備部長・大塚 辰巳
規律を重んじる軍人気質。警備の責任者として玲子を狙った狙撃事件に責任を感じ、誓いを立てる人物。
•刑事部参事官・篠宮 卓人
情報収集や調整に長けた切れ者。温顔だが、裏で強かに駆け引きを行うタイプ。
•警察庁長官・黒川 慎吾
天城輝政の宿敵。政界との繋がりも深く、権謀術数を巡らす老獪な人物。美佐子への挨拶も形だけで、敵意を隠さない。
•刑事部参事官・本城 雅彦
実直さの裏に冷徹さを秘める人物。輝政とは犬猿の仲に近い。
•官房室長・村野 英明
官僚肌。人事と政治を巧みに操る陰の実力者。美佐子にも笑顔で言葉を投げるが本心は見えない。
•警察庁次長・田淵 貴昭
冷静沈着で、輝政と度々対立する立場にある。玲子の台頭に対しては表向き歓迎するが、腹の中は測りがたい。
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◆玲子直属の県警本部部下(精鋭十名)
•藤田 真一警視
刑事部の若手エース。熱血漢で玲子を姉のように慕う。
•江原 徹警部
捜査一課の辣腕。冷静で現場の信頼も厚く、玲子の右腕格。
•村川 修平警部補
交通部所属。若さと俊敏さで玲子を支える。
•加納 正嗣警視正
副本部長。玲子を最も近くで補佐する参謀的存在。
•矢野 直樹警部
情報収集能力に長け、玲子の指令を素早く形にする俊才。
•西園寺 俊介警視
生活安全部の課長格。市民からの信頼も厚い、人情派。
•山浦 剛警視
交通警察畑出身だが、武闘派。玲子の弟・遼真に親しげに声をかける兄貴肌。
•若槻 沙耶警視
唯一の女性幹部。玲子にとって心情面でも相談できる存在。
•本庄 貴志警視
鑑識課長。科学捜査のプロで玲子の信頼厚い。
•大隅 孝一警部
広報官。情報発信を担い、玲子の姿を外部に伝える。




