第一章 登場人物一覧
◆主人公
天城 遼真/28歳
•フリーライター。出版社から各地の伝承や民俗を取材して回っている。
•柔らかな物腰と洞察力で人の心に入り込み、事件の真相を見抜く。
•元は文学部出身だが、大学時代に民俗学と化学をかじった知識が推理に役立つ。
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◆宿関係者
稲葉 美智子/26歳
•《稲荷の湯》の若女将。
•数年前に夫を亡くし、女手ひとつで宿を守っている。
•純真で客思いだが、兄に経営を握られ、心の内に葛藤を抱えている。
橋爪 達郎/35歳
•美智子の義兄。実質的に宿の経営を仕切る。
•表向きは冷静沈着で客あしらいもそつがないが、裏では多額の借金を抱え、宿を資金源として利用しようとしていた。
•狐火伝承を利用して恐怖を煽り、資産家の殺害を計画した真犯人。
稲葉 源蔵/80歳
•美智子の祖父。宿の創業当時から生きる古老。
•“狐火伝承”の語り部。大場家と宿の因縁も知る。
•老いゆえに事件には深入りできないが、真相の鍵を握る。
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◆被害者と関係者
大場 重三/70歳前後
•京都一帯に土地を持つ資産家。宿の常連客。
•実は先祖が神域を削った過去を持ち、宿とは長年の因縁がある。
•経営難の宿に出資していたが、その権利を利用して実権を握ろうとしていた。
•第一の犠牲者(浴場で不審死)。
佐川/40歳前後
•大場の秘書。無口で陰のある人物。
•大場の遺言状を託されていたが、口外できず動揺していた。
•第二の犠牲者(山道から転落死)。死の直前、遺言状の一部を遼真に残す。
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◆宿泊客
中年夫婦(名前不詳)
•商売人風。宿の古さを皮肉交じりに語り、周囲を不快にさせる。
•実際には事件に直接関与しないが、“疑わしい人物”として物語の煙幕になる。
学生グループ
•二十歳前後の若者数名。カメラを手にし、半ば肝試し気分で宿泊。
•狐火を目撃したと証言するが、記憶が曖昧で食い違いも多い。
•証言の矛盾が、狐火が“人為的”だと遼真に気づかせる一因となる。
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◆警察
地元署の刑事(名前は明示せず)
•事件を事故死と片付けようとするが、遼真の指摘によって再捜査に踏み切る。
•結末で橋爪達郎を逮捕する。
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