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詩全集3

曇りのち雨

作者: 那須茄子

今日も雨

重い空


少しずつ

近づいてきているような気がする

まだ寝ぼけた目だからかな


曇りガラスは告げる

雨粒は身に染みると

冷たいアイスが溶け出した

ひんやりに似ているのだろうか


コートを羽織る

眼鏡からコンタクトに変える

シューズは棚に返して

長靴を履く


満たされない

そんな思いで

扉を開けた


雨は降っているものの小雨


だけど濡れたくないから

傘を広げて身を覆う


また遠くへ歩き出す


ちらほら見えだした人混み

そこですれ違う一人一人が

僕をわざと避ける


弾かれるのはどうやら

雨粒だけじゃない



今日も雨

今日も湿る

重い空

気怠い

何もかも

傘を翳して歩く僕が

居る

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