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旧友。あやまち。


 お客………が訪ねてきてる?

 昔の知り合い?

 昔の知り合いが訪ねてくる。


 その事じたいは、喜ばしい事だけれども。

 時として、旧友はトラブルを持ってくる。


 それが、良いか悪いかは、

 相手と自分の対処の仕方次第。


「我々は愛し合っていたんだ。そうだろ。もう一度、やりなおそう」


 お客は、見栄えの良い若い貴族の男。

 彼は開口一番。

 復縁を申し込んできた。


「な?」

「ファッ?」

「………」


 驚く母上と、ワイ。

 無言のアネウット。

 我々の前に現われた貴族(男)


 彼は明らかに復縁を迫っている。

 な、なんて事や………

 コレは、まさかの展開や。

 最悪や。

 風雲急を告げるじたいや。


「こ、コレはどう言う事ですか? アネウット。 貴方まさか………この貴族とも?」

「………」


 アネウットは、母上の質問には答えない。

 母上をガン無視した。

 ただ、けわしい顔をしとる。


 アネウットは、新たにワイ等の前に現われた貴族を、無言で睨みつけていた。


 そんな母上とアネウットに変わって、ワイ君が貴族に答える。


「ワイとアネウットは、付き合っとるんや」

「な。………そんな相手とは、今すぐに別れるんだ!」

「イヤや!」


 ワイは、別れる事を否定する。


「昔誓った我々の愛は永遠だ! なぁそうだろ!」

 貴族はイケメンらしく格好いい事を言う。


「アネウッ〜ト! 貴方はまさか。私の夫と、息子だけにとどまらず。………この貴族とも………」

「………」

 激高する母上と無言のアネウット。


 な、なんて事や!

 母上はナンチュウ失礼な事を考えるんや?

 それは酷いで。

 アネウットは傷つくで


「母上。アネウットは無実や」

「では、コレはどういう事です」

「コレは何かの間違いなんや!」


 ワイは必死に弁明する。

 母上は怒る。

 しかし無能なワイには

 良い言い訳など、思いつくはずも無く。


「コレは間違いようが、ないでしょうに」

「ワイ君が言うから間違いないで」

「黙ってなさい。馬鹿息子」

 母上と言い合うワイ。


「ば、馬鹿息子! ワイ君も傷つくで」

「私はアネウットに話してるのです。貴方は黙ってなさい」


「コレはワイ君等3人の問題や! 母上こそ、だまっといてや」


 ワイは必死に弁解する。

 若いイケメン貴族は………


「俺とやり直そう」

 そうキッパリ言った。


 貴族はあくまでも紳士だった。

 しかし、中々押しが強い。

 ソンナ貴族に………


「ファ〜〜〜。ワイ君とブラ君。ワイらの関係は、去年おわったんや! そうやろ?」

 ワイが確認する。


「いや、まだ終わっていない」

「なんやて〜」

 確かにワイ等は別れたはずや。


「終わってなどいない。俺達の愛はまだ、熱く燃え盛っているはずだ」

 熱く語るイケメン貴族。


「え??? まって。今あなた達、なんと言いましたか?」

 混乱する母上。


「………」

「………」


 黙るワイと貴族(元彼)2人。

 ワイ君の人生初の恋愛。

 それは、あとぐされてた。

 最悪や。


「ねぇ何ですって。 馬鹿息子と、その貴族が? え? え?」

「………」


 混乱して聞き返す母上。

 と

 般若のような顔で、ワイ君の旧友ブラウザを無言で睨むアネウット。


「ブラ君は去年。婚約者が決まったからと、ワイ君と別れたはずや無いか?」


「アレは過ちだった」

「ファッ?」

「オレにとって、婚約者は。………女は救いにならなかった」

「ブラ君………」


「オレには婚約者よりも。………女よりも、お前の方が良い!」

「ファッ???」

「もう一度。オレの元へ戻っておいで、俺の一番星」


「ファ〜〜〜。今更そんな甘い言葉で誘惑されても、ワイ君困るで〜〜〜。ワイには、もうアネウットと言う相手がおるんや」


 ワイが元彼のブラウザ(男)

 と激しく言い合っとると、

 アネウットが険しい顔で


「なるほど! これで若様が私と関係を持った時に、『ワイ君は童貞でも処女でも無い』と言っていた、言葉の謎が解けました。なるほど! な、る、ほ、ど」


 なるほど。なるほど。

 と何度も、なるほど繰り返すアネウットが、なるほど怖い。


 あれ?

 アネウットは、これまで終始一貫して、ワイ君には優しかったのやが………

 何かなるほど怖いで


 ワイ君は………………

 もうコレはイロイロ駄目かも分からんね。



◆◆◆◆


 積極的な人間が良い異性を独占する。

 消極的な人間は、異性を入手出来無い。





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