表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

04 かゆかゆ


 さすがは我が家の優しき乙女ふたり、


 即、全面的に快諾了承。



 ではなくて、しぶしぶ、です……


 まあ、しゃあなし、ですよね。



 おふたりとも、ローガンフージュさんからがっつり拉致監禁されちゃいましたし。


 それに、リスト爺ちゃんご本人は、うちの乙女たちから好かれておりますが、


 いかんせん、持ち込んでくるのが毎回アレな厄介ごとばかり……




「気をつけて、な」

「何かあったら、即『Gふなずし』、だぞ」


 はい、シュレディーケさん。


 なにもなくても声が聞きたくなったら、いっぱい『Gふ』しちゃいますから。



「馬鹿もの……」



 よしっ、お出かけ前に、照れディーケさん成分を補充っと。




「もう、おふたりを見てると、なんだか身体中がぽかぽかのかゆかゆになっちゃいますっ」

「帰ってきたら、いっぱいぽりぽりしてもらいますからねっ」


 承りました、ルルナさん。


 狩人必須技能のかゆみ止めマッサージで、


 念入りに、ぽりぽりすりすりもみもみと。



「かゆみ止めマッサージって、初耳なんですけど」


 森の中にはイヤな葉っぱとか虫とか、アブないかゆみの素がいっぱいなんですよ。


 夜営の際の安眠のため、我が家で代々受け継がれてきたスペシャルマッサージなのです。


 おやぁ、もしかして、変な想像しちゃってます?



「もうやだっ、ご主人様ったら……」



 よしっ、お出かけ前に、照れナさん成分を補充っと。




「ちょっと、フォリスちゃん」

「わし、もう帰っていい?」


 えーと、ごめんなさい、爺ちゃん。


 置いてきぼりにしちゃったけど、


 置いてけぼりはご勘弁……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ