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【500万PV】織田勘十郎異伝〜自重しなかった結果、別家を立てて生き残ります。〜  作者: 八凪 柳一
第四章 坊丸東進

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第六話 出陣準備

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

楽しんでいただけると幸いです。


また、いつも誤字報告をしてくださる皆様、とても助かっております。自身でも確認はしておりますが、また間違うこともあるかと思います。その時はよろしくお願い致します。(ただし、誤字報告だけで、お願いします。)


なお、送り仮名は、どちらでも良い場合は、分かりやすくする為、多めになっている事がありますが、誤字では無い事もあります。誤字の場合は修正し、誤字じゃない場合は、ルビで対応しようと思います。

 松平残党の将のみ、狙撃したところで、想定していない固有技能が発生した。これまで「天」のつく固有技能が最上だったのに、それ以上のものが枕についてきた。


 それもこれも、小姓たちがキラキラした目で見るものだから、ちょっと良いところを見せてやろうとした為だ。しかし何だろう?小姓たちは、暇さえあれば、何かを認めている。何かを学び取ろうとしているのかと思えば違うように思える。


 今日は一人の小姓を注視していたが、何やら不穏な事を考えているのか。時折、こちらを見てはあわあわしていた。この小姓、常に耳ダンボにしてこちらを伺っている。某号泣議員が耳に手を当てたシーンを思い出す。父も兄も甥も槍の名手で、自身も槍上手なのだが、面白おかしい小姓として次代の小五郎の位置付けだ(いじり要員)。


 小五郎も今回の出陣で千人将に抜擢した。とある事情で若年層の指標となっている小五郎には、ここで報いてやらねばいかんだろうという事情もある。この小姓の兄と並んで、三河家を支えてもらわねばならん。本来、徳川四天王の上に立つ存在だったのだし。


 さて、明日は出陣だ。内応・降伏してきた遠江の将兵に見せつけねばならない。刃向かえば、これだけの兵を相手にすることになると。あとは、水軍の威力も知ってもらおう。宇津山は水軍に落としてもらおうか。


 宇津山の朝比奈兵部少輔は兄下野守を謀殺して城主となった男だ。こういう存在はそのままにしておいて良いはずがない。何の抵抗もできないまま、城とともに瓦礫の下敷きになってもらおう。下野守の遺児は運が良ければ助かるかもしれんが、岩龍丸の時のような手配はしない。弑虐の当主を戴く宇津山はいらぬ。


 掛川には本陣と五軍で向かい、宇津山には二軍と水軍で落とそう。二軍はあくまで、兵を逃さないための、囲い役に徹してもらおう。津々木蔵人には副将本多吉左衛門も軍師宇佐美駿河守もついている。可能だろう。掛川・宇津山を落としたら駿河へ。駿河に入ったら、ちょっと別行動をするつもりだ。今川を支援しようとする武田は邪魔だが、ただで戻られると陸奥守の邪魔をするかもしれん。そうだ、武田晴信は松平広忠と同じ運命を辿ってもらおう。そう柘榴のように弾けてもらおう。


 さて、そうと決まれば、準備をせねば、私の初陣でもある。初陣は負けてはいけない戦。初陣に勝利すれば、吉日を選んで元服か。吉法師様は初陣で見事勝利し、来年には元服する。武運長久から一字を取り「信長」としようと父信秀は語っていた。私は分家として、長を戴く。父信秀としては、傅役塚原土佐守の「無手勝流」の勝を使って、信勝としたかったようだが、本家より大きくなる分家としては、本家から片諱を貰い、織田通字を使わないようにしないとダメだと強行した。吉法師は喜び、父は凹んでいたが。


 小角衆から三軍・四軍が長篠から出陣したと連絡があった。防諜は完璧で、武田晴信は気づいていない。小笠原・高遠・諏訪残党はざわついている程度、木曽はまさか蹂躙されるとは思っておらず、落ち着いてはいるものの、住民の半数はいなくなってしまったので、そちらにかかりっきりになっている。


 水軍はこちらからの連絡を待って、出陣する。一番火力の高い西尾水軍を宇津山に向かわせて、佐久島水軍と吉田水軍は駿河に行かせよう。田原水軍と宇津山を落とした後の西尾水軍には、海運による兵站を担ってもらう。


 半分に分けた六軍の内、副将内藤弥次右衛門は長篠から道作りをしてもらっている。こちらは大将の木下弥右衛門に遠江の道作りをしてもらおう。宇津山を落とした後の瓦礫撤去と、曳馬と浜名湖を結ぶ道を作ってもらい、兵站に支障が出ないようにせねば。


 七軍の内、副将の長沢源七郎には三河から長篠を経由して、三河各地に置いてきた兵站を信濃・甲斐侵攻軍に送ってもらうようにしている。遠江からは大将の浅井源五郎に曳馬城にある兵站を送ってもらう。


 準備はこれくらいか。さて、早めに寝ておくか。睡眠不足で、判断に迷いが出ては意味が無い。何やら、悪い予感もある。準備に怠りが無いか確認して、もう休もう。

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