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第一話 坊丸って、誰よ!

3度目の正直、投稿開始です。


完結まで書きたいなぁ。書けると良いなぁ。

3章までは出来ています。頑張ります。


いつも誤字報告をしてくださる皆様、とても助かっております。自身でも確認はしておりますが、また間違うこともあるかと思います。その時はよろしくお願い致します。


なお、送り仮名は、どちらでも良い場合は、分かりやすくする為、多めになっている事がありますが、誤字では無い事もあります。誤字の場合は修正し、誤字じゃない場合は、ルビで対応しようと思います。

 気づけば、妙に和風な部屋で寝ていた。


−−−ん?体が動かん


 最後の記憶は、年末から年始にかけて泊まり込みで仕事をしていた。自分は、自宅ではない警備員だった。具体的には、従業員のいない有名企業の正月休みの巡回中。確か、夜勤だ。あの日は、雪の中、外回りをしていたはず。それ以降の記憶がない。


---仕事中に倒れたか?

---コートが破れて着れなかったからな

---とは言え、和風な病院とか聞かないし

---近くに見える襖はやたら大きく見える


 首をようやく傾けて、体が小さい事を確認した。自分は、オタクだ。年追う毎に趣向は変わり最期の頃は、異世界チート転生物が大好物だった。だが若い頃は、四流大学の史学科に行き、日本の安土桃山時代の趨勢すうせいについて卒論を書いたレベルのオタクだ。今考えれば、学者さんには大変失礼ながら、当時は、学者なんてオタクの一種とうそぶいたものだ。今は、大変申し訳なく思っている。


---これは歴史転生か?

---いや、和風異世界も捨てがたい!

---ここは試さなきゃな!!


「あんえい!」


orz


---違うのだ!

---言い訳させてくれ

---まだしゃべれなかっただけなんだ

---念じて行けるか?!


---鑑定!


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【名前】 織田 坊丸

【年齢】 3日

【性別】 男

【職業】 織田弾正忠家三男(嫡流)

【官位】 

【生年】 天文五年

【寿命】 二十二

【主義】 保守

【士道】 家

【必忠】 十

【格付】 てい

【戦術】 用心

【成長】 政治

【能力】 統率 一 (三十)

     武勇 一 (四十)

     知略 一 (七十)

     政治 一 (六十)

【特性】 (グレイアウトしている)

     快走、怒涛、策略家、辣腕、

     人心掌握、土木、治水、工作、

     堅守

【技能】 なし

【固有】 鑑定(天)、蔵(天)、編集(神)

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---わ!み、見れた

---歴史転生ぽい

---オタクだったから、織田家おたけ

*当時の読みに関する資料では「おだ」ではありませんでした。

---ダジャレかい!!


閑話休題それはさておき


 織田姓で坊丸を幼名とする者は、何人かいるが、幸い天文五年 うまれとある。となると、幼名不明だが、あの人しかいない。しかも三男だが嫡流。さらに二十二〜三歳で死んだ者、その全てに一致する織田家の人なんて一人しか居ないではないか。


---織田信勝かぁ

---せっかく転生したのに、二十二年って短すぎない?

---どうにかならんか


 ステータス(そんな横文字な名かは、分からないが、とりあえずそう呼んでおく)にのの字を描くように弄っていると、反応があった。


『編集しますか』


---ファッツ?!

---編集?!

---あ、固有の編集(神)か

---どうする?ええい!ままよ!


 編集すると念じてみた。するとそこには、電卓のようなキーボード付きの画面がポップアップしてきた。電卓のようなというのは、明らかに電卓ではない項目があったからだ。

 それは、PCのウィンドウのような「×」のボタン、こちらは表示されたウィンドウの一番右上にある。ウィンドウの大きさは変えられないようだし、最小化などして隠すことも出来ないようだ。他に数字のボタンの上にある「クリア」と「←戻」のボタンがある。この2つは電卓にないわけではないが、電卓なら「AC」と「C」と表記されるからだ。

 ついでなので、数字の羅列を説明する。全体は4段4行になっており、数字の羅列は左寄りの4段3行で、一番上の段は左から「7」「8」「9」、二番目の段が左から「4」「5」「6」、三番目の段が左から「1」「2」「3」、そして最後の段は左から「0」「00」「000」となっている。

 話を元に戻そう。「×」「クリア」「←戻」以外の電卓にないボタンだと7の列の一番右側にある「最大」、4の列の一番右側にある「最小」、最後に、1と0の列の一番右側に大きな「決定」のボタンがあった。


---なんか見たことあるな

---あ、あれか?

---信○の○望 創○PWKまたは同タイトルSR

---たしか、こんなキーボードだったよな。


 ひとまず、最大は110、最小は16とすることが出来るようだった。とりあえず、前世、死んだであろう年の平均寿命を思い出す。「81.64歳」だったはず。


---82歳まで生きれば

---大坂夏の陣の翌年まで生きられるか?

---でも、その時介護状態でも困るから

---女性の平均値の88にしとくか


 しかし、のちの事を考えると、女性の平均寿命を考えたことが、フラグだったのではと思わざるを得ない出来事が数年後に起こることとなる。

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ご愛読ありがとうございます。

これからも本作品をよろしくお願いします。


また、『ブックマーク』と『いいね』をよろしくです。


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