本書に出てくる単語について
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(10/22 19:25頃、912,249PV)
本日頂きました誤字報告という名の感想を見て、おことわりをさせて頂こうと思い、筆を執せて頂きました。
本書に出てくる言葉には、現代だからOKな言葉が多いのです。こちらは、大学時代に受けた日本語教育課程(留学生などに日本語を教える為の資格を取る為の講義など)の単位にもなっていたのですが、現代で使われている単語と江戸時代・室町時代などの武家の時代、平安時代などの貴族の時代、飛鳥時代以前の古代とでは、一括りに古語とは言えないほど単語が違うんです。
外来語が由来となっているものだと、特に顕著です。外来語と一括りにしていますが、漢語由来の外来語と西洋由来の外来語とあり、西洋由来の熟語形式になっている外来語は翻訳語とも言われています。
下記は一部ですが、
哲学・暗示・意志・印象・環境・恐慌・常識・象徴・人格・絶対・文化・理性・理想・意識・客観・現象・義務・権利・個人・社会・自由・版権・共鳴・芸術・公園・肯定・人生観・世紀・先天・背景・恋愛・情報
などが翻訳語と呼ばれる外来語です。
詳しく知りたい方は、柳父章著の『翻訳語成立事情(岩波新書 黄版 189)』をお読みください。丸山眞男ほか著の『翻訳と日本の近代(岩波新書)』も良いですね。最近の著作物が良ければ、飛田良文著の『明治生まれの日本語(角川ソフィア文庫)』もお勧めです。
大学時代、前2冊は丸暗記しろと言われて、読みはしたけど、暗記に挫折したので、日本語教育課程は落としてしまいましたが、覚えやすかった単語はだいたい覚えてます。
さて、何が言いたいか迷走してきたので、まとめると、本小説では、時代考証まるで無視な単語が出てきます。が、それで良いと思って書いてます。だって読む人は、学者さんでも研究者さんでもない、普通の人なのですから。もし、書籍化するようなことになれば、そこで改めれば良いのです。なので、頭空っぽにして、深く考えず、楽しんでくれれば嬉しいです。
まぁ、歴史ファンタジーなので、歴史上の人物とか、頭空っぽにはならないかもしれませんが。




