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設定資料 東海探題家人民法

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

楽しんでいただけると幸いです。


また、いつも誤字報告をしてくださる皆様、とても助かっております。自身でも確認はしておりますが、また間違うこともあるかと思います。その時はよろしくお願い致します。(ただし、誤字報告だけで、お願いします。)


なお、送り仮名は、どちらでも良い場合は、分かりやすくする為、多めになっている事がありますが、誤字では無い事もあります。誤字の場合は修正し、誤字じゃない場合は、ルビで対応しようと思います。

【序文】

東海探題家の領内において、戸籍を取得し、適正な教育を受けたるすべての領民は、固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを有する。東海探題家がこれを承認することは、日ノ本における自由、正義および日ノ本の静謐の基礎である。日ノ本は今、幾多の差別と暴力ならびにさまざまな不自由さに民のすべてが晒されている。これは、すべての日ノ本の民の良心を踏みにじった野蛮行為をもたらし、恐怖及び欠乏のない時代の到来が、最高の願望であると宣言する。日ノ本の民がこの不自由さに対する最後の手段として反逆に訴えることがないようにするためには、東海探題家ひいては織田家による日ノ本の静謐が必要不可欠であると判断した。まずは東海探題家領民の生活水準の向上とを促進することを決意した。すべての領民とすべての国とが達成すべき共通の基準として、この人民法を公布する。


【領民の条件】

一、東海探題家領内の各国において発行される戸籍を取得すること。新生児の親は、出生後すみやかに、新生児の戸籍を取得すること。

一、戸籍を持つ者は、基礎学と職種学の教育を修めること。

一、戸籍を持ち、教育を修めた者を東海探題家の領民と看做す。なお、就学中の者ならびに領民の家族で未就学の者は、準領民と看做す。


【成人】

一、武家の者で後継とその補佐となる者は、基礎学三年ならびに修練場研修三年を経て元服をする。十二歳から十八歳までに為される事が望ましい。

一、武家の女は基礎学ならびに文治研修三年を経て裳着をする。成婚は十七歳以上が望ましい。

一、武家以外の者は、基礎学ならびに職種学を修めてのちに、成人の儀を行う。これを以て成人と看做す。


【職種の選択】

一、基礎学を修めたのち、後継者ならびに補佐をする者と特殊学校卒業者以外は、職種学を自由に選択できるものとする。

一、職種学とは、職人学・生産学(農学・水産学・鉱山学など)・商学・兵学を指す。

一、成人後、職種の変更は可能だか、その場合は各種職業学の取得が必須となる。


【領民の平等性】

一、領民は出自によって区別はされても差別はされない。

一、領民は出身によって区別はされても差別はされない。

一、領民は職種によって区別はされても差別はされない。

一、武家・職人・生産者・商人・兵士は、東海探題家領を構成するための役割であって、区別はされても差別はされない。

一、万が一、差別されている事実が確認された場合は、修練場にて再研修が課せられる。


【領民の義務】

一、領民は労働の義務を負う。

一、領民は納税の義務を負う。

一、領民は家族に教育を受けさせる義務を負う。

一、領民は成人後、二十までの間に、必ず一年間の徴兵令に従う義務を負う。ただし、修練場研修を受ける者は、徴兵時に行う研修と同等のため、免除とす。

一、領民は差別・犯罪を目撃した場合、ただちに警邏けいら隊へ報告する義務を負う。

 未就学の家族による差別は、家族が対処せよ。近隣の住民は、暴力を伴う場合や目に余る場合を除いて報告するに及ばない。

 未就学の子どもの差別に、家族が同調した場合は、その家の家長ならびに後継者が再研修することになる。

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