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激闘!暴虐の魔将アマイモン!

お読み頂き有り難うございます


脇役こそが主人公




『……全てを喰ってこい……全軍突撃……』


四大魔将の一角【暴虐の魔将アマイモン】の号令により万を越えるモンスターの大軍が咆哮と怒号を掻き鳴らしながら進軍し、荒れ果てた大地を揺らす。


圧倒的な暴力と殺意の塊ともいえるモンスターの大軍を正面から睨み付けて先頭で見据える者が声をあげる。


「全軍!決してわたしより前に出るな!わたしが斬って落とす!恐れる事は何も無い!わたしに続きなさい!全員必ず生きて帰るわよ!わたしの剣に誓え!突撃!!!」


モンスターの大軍に正面から迎え撃つは勇者パーティーと勇者パーティーが率いる王直属の精鋭部隊の騎士団軍。その先頭を駆けるは剣姫リオ。


「リ…リオの奴…えらい張り切ってんな……」


「あら~~マイロ大丈夫?恋する乙女は強いわよ~。私達の活躍の場が無くなっちゃうかも~」


「ぐっ!………冷静さを欠くと危険ですから」


「リオってわかりやすくて可愛いー!この前デートに行ってから張り切ってるもんねー!」


「なっ!テディアさん!それは本当ですか?デ…デデ…デートって!リオの奴がデデデデデートに?」


「あっ!ヤバっ!多分これ内緒のやつだー!」


「あらあらマイロ大丈夫~?魔王討伐した後なんて言ってたらリオちゃんはもう食べられた後になるんじゃな~~い?」


「ぐっ!……そ…そんな…幼なじみと勇者というポジションを貰っているのに…」


「ほらほらマイロ!リオちゃんにカッコいいとこ見せないと~」


「ぬぐぅぁぁぁぁぁ~~!どけ!どけ!どけぇぇぇ!おれがアマイモンもモンスターも全部蹴散らしてやるわぁぁぁぁ!」


荒れ狂う勇者マイロが最前線でモンスターを次々に蹴散らしていく、、、


「あははは!冷静さを欠いてしかないわね~」


「ねぇねぇディニー!勇者パーティーって何だか楽しいよねー!」


「うん。可愛いオモチャがいるからね~」


「うわー!ディニー悪い顔してるわよ!こわーい!」


「は~?テディアだってリオちゃんを可愛がって遊んでるでしょ?」


「だってリオの反応が可愛いんだもん!それにしてもあのリオが恋してるなんて!どんなおじさまなんだろ!気になるー!」


「えっ!………おじさまなの?ちょっとテディアそれ大丈夫なの?」


「うん。なんか優しいおじさまらしいよー!」


「本当に大丈夫なんでしょうね~!…優しいおじさまか……それは確かにちょっと気になるわね~」


「ねぇねぇ!ディニー!」


「ん?な~に?」


「今度こっそり、そのおじさま見に行かない?」


「な~に?テディア情報掴んでるの~?」


「うん。リオのいつも帰ってくる時間とデートコースを考えると町はわかるし、道具屋の店長ってリオが言ってたから、探せばすぐに見つかると思う!」


「テディアだって悪い顔してるわよ~!……よし!じゃあ今度、私達でそのおじさまを審査してあげましょう。ふふふ」


「もしリオを傷つける悪い人だったら潰すけどいいよねー?」


「ええ。いいわよ。その時は私が魔法で燃やして証拠は灰に還すから安心して殺っていいわよ~」


魔王軍幹部四大魔将アマイモンとの人々の命運をかけた激戦の地では賢者と武神によるいらない審査が決定されアキラの命運もかかる、、、


恋する乙女剣姫リオと荒れ狂う勇者マイロの戦いを後ろから見守る異端審問官の二人、武神テディアと賢者ディニーに魔法剣士ピートが声をかける。


「うわぁ~。先輩達…凄いですね。みなさん人々の平和の為に必死で戦って凄いな……僕なんか恐がってばかりで全然駄目なのに…なんだかちょっと情けないです」


「そんな事はないわよピート。あなたはあなたで頑張ってるじゃな~い。……それにあの二人は…今は…平和の為に戦ってないわよ…」


「えっ!そうなんですか?」


「うん。そうだよー!あれは特定の人の為に戦ってるだけだよー!」


「で…でも…それでも平和の為になってるんですよね?カッコいいな~………僕もあんな風になりたいな~」


「…あんまりお薦めはしないわよ~」


「そうだよー!あーなったら大変だよー!」


「そうなんですかね。………でも僕も頑張らないと……家で弟と妹が待ってるんです!お兄ちゃんもカッコいいんだぞってところをちょっとくらいは弟と妹に聞かせてあげたくて…」


『はぁぁ~ー。本当にみんな可愛いわね~ー』


「ピート!その小さい幸せを大事にするんだよー!」


「よし!決めたわ!ちょっとテディア!協力しなさいよ~」


「えへへ~!わかってるよー!ディニー」


『ピート!』


「は…はい…」



『お姉さん達に任せときなさい!ここはあなたに花を持たせてあげる!』



────────────────




──────────




───────




───



のんびりとした道具屋アマヤドリのカウンターでアキラが号外を読む『大金星!魔法剣士ピート!四大魔将アマイモンを討つ!』号外の見出しにはそう書いており、戦闘後のコメントも書いてあった。


勇者マイロ───皆の平和が守れて良かったです。皆の幸せは必ず守ります。皆の為に必ず魔王討伐を果たします。皆の為に……いや…一人を除いて…


剣姫リオ───落ちついたら、またすぐに行きます


賢者ディニー───皆様に神の御加護があらん事を………そしてある人にも神の御加護があらん事を


武神テディア───疲れたー!いっぱいモンスターがいたんだよー!でも楽しみがあったからいっぱい頑張れたー!待っててねー!


魔法剣士ピート───先輩達に助けてもらいましたが、こんな僕でも弟と妹に少しだけ自慢できる事が出来ました。みんなの平和の為にこれからも頑張ります


騎士団長───大きな被害も無く誠に勇者パーティーには助けられた。誇り高き勇者パーティーに敬意を表する


騎士団員───モンスターの大軍が恐く無くなる程に勇者パーティーは激烈でした。逆に勇者パーティーのほうが恐かったくらいです。最後は暴虐の魔将アマイモンが賢者と武神に何か懇願しているようにも見えました



「やっぱりリオさんって凄いな……勇者パーティーか……どんな人達なんだろう。皆リオさんみたいに少し変わってるのかな?」



この世界は今日も平和に時が流れてゆく、、、




映画って脇役のちょっとした台詞とか仕草で泣けますよね~

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