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百合ハーレムの作り方  作者: 乃麻カヲル
第3部一章「百合葉たちの繰り返す春」
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第43話「蘭子ちゃんはラッキースケベがしたいっ」

「という訳で、ラッキースケベがしたいんだ」


「どういう流れ?」


「いや、あるだろう? ラブコメで、ドジの結果、スケベな展開になる展開が」


「なんか読んでるラブコメが偏ってる気がするなぁ」


 やっぱり少年誌的なラブコメが好きなんだね……。いや、僕も好きだよ……。


「それでだ。私たちの間にはラッキースケベが足りない」


「足りないってなんだ! 普通は起きんわっ!」


「例えばな? こう、私が躓いて、百合葉の胸に顔をうずめたり……なんでよけるんだ」


「そりゃよけるよ」


 なんでラッキースケベを容認しないといけないんだ。チョロインか僕は。


「何かの拍子に百合葉のスカートがめくれたり……なんでよけるんだ」


「そりゃよけるよ」


 いくらスパッツ履いててもスカートめくりは嫌だよ。


「ともかく、そういうラブコメ的なのを、もっと百合葉としたいんだ……!」


「なるほどね……」


 どうやら蘭子はラブコメオタクになってしまったようだ。シンデレラストーリーに憧れる乙女心とかあるよねー……なんか違うな。


「でもさ。僕らって、一応付き合ってるよね? 裸の付き合いもあるし。わざわざ今更ラッキースケベ要る?」


「要る。女のロマンだ」


「絶対それ男のロマンだよ……」


 女のロマンは聞かない気がするな~。しかもラッキースケベだしな~。


「ともかく、私はラッキースケベがしたい」


「そんなしたくて出来る訳でもないでしょうに」


「だから、今起こすのさ。運命もラッキーも、私の手で掴み取る」


「そこだけ少年誌の主人公になるんじゃないよ……!」


 エロの為に熱くなる主人公かっ!


「さあ、私が転ぶから百合葉の胸を掴み易いように制服をまくりあぐておいておくれ」


「そこまで来たら痴漢だっ!」


 しかも受ける側も準備する痴漢!? 新しいなそれはっ!

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