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百合ハーレムの作り方  作者: 乃麻カヲル
第3部一章「百合葉たちの繰り返す春」
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第42話「幼なじみは負けヒロイン?」

「百合葉と咲姫は幼なじみなんだったか」


「幼なじみって言うほどなのか分からないけどね。小学一年生くらいの時に、親が仲良くて何度か遊んで、それで途中で咲姫が遠くに引っ越しちゃったんだったかな」


「よし、殺そう」


「幼なじみってほどじゃないのに!?」


 とても短絡的! 判断がはやぁい!


「遊んだのは3回よ。名前だって呼び合ってたのに、百合ちゃん覚えてないんだもの……」


「ごめん。名前はひらがなでしか認識してなかったから、覚えてなかったよ……でも、高校で咲姫と出会った時に、運命的なモノは感じたからさ」


「なるほど、将来結婚する約束をしたと。やっぱり殺そう」


「どうしてそうなる!? いやしてないよ!」


「したわよ!」


「えぇ~!?」


 ちょ、ちょっと本当に記憶にございませんが!? いや、記憶にあるか? 思い出すんだ僕……そんな幼少期からたらし込んだか……?


「あっ、そういえば……」


「ん? やっぱり殺す必要があるか?」


「そうじゃなくて! 王子様お姫様ごっこはしたような……」


「それよぉ! そこで約束したのに覚えてないのぉ!?」


「い、いやあれはごっこ遊びだから……」


「ほう。そんな幼少期から百合葉は女たらしだったと。百合葉の周りに近づく女はみんな殺した方が良さそうだな」


「極端が過ぎる!」


 そして女たらしじゃない! 今は否定できんがっ!


「ともかく。幼なじみだったわけだ。残酷な事に咲姫は忘れられていたようだが」


「う、うゆぅ……」


「しかしだ。ラブコメでは、幼なじみは負けヒロインという説があるな。つまり咲姫は幼なじみになった時点で負けだ。諦めるんだな」


「どんな理屈よぉ!」


「幼なじみは関係ないなぁ」


 幼なじみだの負けヒロインだの、少し前のラブコメのノリが好きなのかな。僕も好きだよ。


 散々に言われていた咲姫だったが、ここで突然、ニヤァとした笑みになる。ニャーじゃないよ、どっちにしろ可愛いけどね。


「なぁにぃ? 蘭ちゃん、百合ちゃんと幼なじみになれなかったから悔しいのぉ~? や~ん、哀れねぇ? 実に哀れ。たかだか肩書きに縛られるだなんて、どっちが負けヒロインなのかしらねぇ?」


「はっ。過去なんてどうでも良いと言ってるんだ。今向くべきは未来、その為にもやっぱり咲姫は殺そう」


「未来って言いながらすごぉ~く幼なじみのこと気にしてるじゃないのぉ~。えっ、ちょっと待ってぇ! 本気で殺しちゃう気なのぉ!?」


「待った待った! 蘭子! めっ! 待てっ!」


「私は犬か」


 とは言いつつもとめてくれる。犬……うーん、暴犬かな?


「もちろん本気じゃないがな。ここいらで力関係を示して置こうと思って」


「すぐ暴力に頼るなんて、野蛮ねぇ。百合ちゃんの相手に相応しくないわよ。今の時代はやっぱり華麗に生きなきゃ!」


「ふんっ。まだまだ世の中は力こそ全てだ。百合葉を守る力が必要だ。そんな貧弱な腕で百合葉を守れるか?」


「なによぉ」


「その流れいつもやってない?」


 なんだかんだ仲良さそうで何より……いいか?


 あと、咲姫ちゃん僕を守る気なの? 僕が守る側になりたいんだけどなぁ~っ!

毎回お久しぶりになってしまいました。


AIだの楽器だので遊んでいたら、小説を書くモードから切り替わってしまいました。思い付いてもどうせ投稿しないからな~って書かないモードです。

ちなみに昨日までは作曲モードに入ってました。趣味浮気し過ぎっ!


一応の目標として、今年AmazonKindleにまとめて出版したい気持ちはあったんだけどなぁ~。どこいっちゃったかな~。


今段階で短いネタが二つ三つ思いついたので、もしかしたら連日投稿するかもしれませんし、しないかもしれません。気の乗るままに。


※そういえば大事な幼なじみの話なのに、小学一年生だっけ? 三回だたけ? って裏取りしてないです……。間違ってたらたぶんそのうち確認します……。

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