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百合ハーレムの作り方  作者: 乃麻カヲル
第1部一章「百合葉の美少女集め」
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第41話「編み下ろしおさげ」(追加)

 先生と部活の過去は気になるけどさておき。僕は教室へ向かった。登校のピークを迎えたのか、廊下にも女子たちが談笑に花を咲かせている。



 お嬢様方だから、余計に花々に見える……可憐ですね……。



 そして、廊下の奥で、クラスメイトのイケメン女子、茜さんと葵くんは堂々と女子を口説いてるのも見えた……。すごいなぁ……。



 まっ、イケメン女子を目指してるとはいえ、僕にはそこまでの話術も顔も無いし。親しみやすさから攻めていくかなぁ。



 僕は教室に入り、いつものように近くのクラスメイトに挨拶。



「ごきげんよう」



「あら百合葉さん。ごきげんよう。ご機嫌いかがかしら」



「う~ん、朝だからボンヤリしてたけど、君の綺麗な顔を見たらシャキッとしたよ」



「な、何をご冗談を……っ」



「さあ、どこまで冗談だと思う? ふふふっ」



 なんて、微笑んで返し、僕は自分の席まで。声の小さい子にも軽く挨拶して、椅子に座る。最初のうちはさわやかに、そして問題無さそうなら冗談を飛ばしたり、さらに意味深に言ってみたり、ちょっとずつ攻めているけど反応は好感触だろうか。他の子たちとも仲良くなれて来ている気がする。



 別に僕は、僕の美少女たちとだけ仲良くなれば良いとは思っていない。なぜなら、女子って生き物はモテる人を好きになりやすいからだ……というのは、公立中学で、女子たちの人間関係を見てて思った説であったりする。



 正直、みんなが好きだから好きとか、バカバカしいと思っていた。自分の好みで好きになればいいじゃん? って……。でも、もしそれがこのお嬢様学校にも、百合にも生かせるのであれば、決してバカにはできない心理現象だ。



 僕が席に座ったあとに、すぐ、咲姫が来てしまった。いけない、見られちゃったかな。ちょっと細目の彼女……疑ってるかな? 今彼女との恋心はあやうい立ち位置にいるから、他の子に気がある風には見せたくはない……。



「ごきげんよう、咲姫。あれっ、髪切っておさげにしたの? めっちゃかわいいねー」



「あっ、でっしょ~?」



 先手を打たせてもらった。くるっと回って、その後ろの編み下ろしおさげを見せてくれる咲姫ちゃん……あぁ~! かわいーっ!



 今までのふんわりウェーブもお姫様感あって良かったけど、アレンジもめっちゃ良いなぁ……。僕は似合わないとか面倒とかで決して真似できない事だから、憧れの分も加えてめっちゃ素敵に見える……。



 そして髪型の変化をすぐ褒める僕よ! プラス5点! ……なわけはないじゃん! あまりに変化が分かりやす過ぎるから、もうちょっと一ひねり褒められれば良かったのに……。このっ! 僕の褒め下手! これじゃあ、昨日の譲羽を褒めたのと、なんら変わりはないじゃん……。



 んっ。でも、入学したばかりで、咲姫は高校デビューの為に直前に美容室に行ってるはず。なのに、もう髪の毛いじったの……? いや、そういう事もあるとは思うけど……。

投稿出来ないよりはマシなので、短いですがここで区切って投稿する事にしました。

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