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百合ハーレムの作り方  作者: 乃麻カヲル
第2部三章「百合葉と美少女たちの冬」
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第18話「ハンバーグの打ち込み作業」

バンドの話が書けなかったので、書きかけ原稿で埋めて予定だけ入れておきます。

読み飛ばしてください。


あとがきに言い訳があるので読んでもらってもいいです。

「デミグラスソースがいっぱいかかった、ハンバーグ食べたい……歌?」



 仄香からもらった録音データを聴きながら歌詞のメモを見る。



 歌詞の割にマイナー調みたいで、仄香がドコドコやりたいポイントも書いてあるから、パンクでメタルな感じなのだろう。イメージして歌詞をざっくり整える。



 今と技術だと僕はシンプルなフレーズのギターしかしらない。それと同じようなベース。そして、ピアノがンテンテと鳴ってたら充分かなぁ。



 作曲の勉強なんて真面目にした事がないから雰囲気で……。作れるか分からないけど、期待されているのだ。みんなで楽しむために、挑戦してみる。



 ハンバーグの打ち込み作業を始めます!



 って思うと、めっちゃ料理番組みたい。向かい合うのはタブレットPCでの簡単なフリーソフトとmidi音源による作曲もどきだ。



 サビの第一音目を基準に、スケールを考える。ドの音から始まってマイナー調だから、Cナチュラルマイナーでスケール表示させて、そこにメロディーを置いていく。ああ、なんかそれっぽくなった。多分、これで良いのだろう。



 作曲ソフトをいじり始めのころ、13個もならぶ白鍵と黒鍵の音から7音とか、どれを使えばいいのか分からなかったけど、Aメロとか、サビとか、一番始めの音を基準にスケールと呼ばれる調を表示させたら、なんかそれっぽく作れる事に気付いて打ち込んでいる。正しいのかは分からない。でも、あれこれ悩むよりも、好きなように作れれば良いかなって思う。



 仄香の口ドラムを録音した謎の音源を思いだし、ざっくりまずはドラムで曲の展開を作る。だいたいが、サビはオープンハイハットで激しく、イントロはライドシンバルでドコドコ、Aメロはクローズハイハットでちょっと静かに、Bメロはテンポを遅く。そんな僕のテンプレルールでもあり、仄香もだいたい同じパターンみたい。



 そして展開が決まったら、ベースのフレーズを作って、Aメロとサビでもコピペコピペ。Bメロはちょっとノリを変えときゃあそれっぽくなると思ってる。コード進行っぽく上下に移動させて、それぞれのフレーズの出来上がり。



 その出来上がったベースを元にギターにコピペ。ベースの音からオクターブ上にあげて、さらにコピペコピペでドソドからなる三和音モドキのパワーコードの出来上がり。簡単なものだ。



 聴いてみたら、ギターがせわしなくズクズクいってる。うんうん、仄香がノリながらドラムを叩いてそうだなぁ。メンバーの気持ちを考えて曲を打ち込むというのも、なかなか心が温かくなる。



 最後の仕上げに、ピアノを考える。なんか上の音でテンテンしてれば良いかな……。あまりゴチャゴチャさせるとボロが出る……演奏ガ大変ソウダカラ、シンプルニネ。



 ギターやベースがドを基準にしていたら、キーボードは二本指のミとソみたいな、組み合わさる事で三和音、四和音になりそうな位置に置いてく。これで、ギターがパワーコード以外を弾けなくても、明るさ暗さ、セブンスコードとやらみたいなエモさが演出できると思う。この曲の仕上げはゆずりん、君にかかっているぞ……。



 なんて思っていたら、ワンコーラス出来上がってしまった。最後に歌詞をちょいと直して……。



「完成だ!」



 と思ったらもう外は真っ暗だった。冬の夕方は早いとは言え、午前からずっと頑張りっぱなしだったのだ。今更、お腹がすいていた事に気がつく。



 あとは、limeに音源を貼って、みんなに聴いてもらってー、練習するかどうかを決めてー。



 うーん、返事が楽しみだなぁー。



※ ※ ※



『めっちゃテンション上げ曲じゃーん! 聴いててたのしーっ!』



『もうすぐ冬休みが終わるというのに。アホなのか?』



『ごめんね蘭子。やっぱ急だよね』



『いや、アホなのは仄香だ。そんな無茶に付き合った百合葉は大したもんだ。なかなかノレそうな曲じゃないか。流石は私の嫁』



『ちょいー! 誰がアホじゃい!』



『そうよ~? 私の嫁なんですけどぉ~?』



『い、いつの間に僕が嫁になったのかな……』



 咲姫ちゃんからしたら僕は旦那のはずだけど。



『三人トモ……。不毛な争いはノーン』



『そうだぞ~? ゆーちゃんのアソコみたいにっ!』



『lime越しにセクハラやめて……?』



 不衛生なムダ毛が嫌いなだけなんだよ僕は。



『曲は、学祭のよりもむしろシンプルイズヴェストだから……、楽だと思ウ……。曲を書いて練習するの、なんだか漫画みたいで、憧レル……』



『そうよなー! ゆずりん分かってるー!』



『まあねぇ。せっかく百合ちゃんが作ってくれたんだし私もやりた~い。賛成よぉ~』



『みんながやりたいのなら、私は構わん。合わせてやる』



『良かったー。じゃあ、それぞれザックリ練習して、合わせられそうになったら連絡してね? 最悪、できなくても誰も責めはしないから』



『りょーかーい!』



 みんながスタンプを送って、僕らのメッセージは終わる。



 うーん、冬休みの思い出がまた出来ると良いなぁ!

いやぁ、全然書けないですね。書けないというか、日数制限ちゃんと決めないと出来ない(体調悪かったりしたけど)


他の作業も難航してて、慣れてない事の同時進行は予定に入れちゃあ駄目だなって思いました。


1日で終わる作業じゃないと、次の日にはやる気を充填するところから始まるから本当に苦手……。自分の苦手を痛感する二週間でした。


あと、課題が残ってるって気持ちがあるから、他の落書きとか思い付いた短編とかが本当に出来なくなる……。元気がなくなりますね……。


なので、いつまでも曲を完成させない自分に発破をかけたくて連載を休んでいましたが、再開します。





追記210503


18話の内容だけ完成しました。


曲は気が向いたら……。いつ完成するの?

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