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【詩集】Shangri-La

聖なる夜に君の影を踏んで

作者: 野鶴善明


 君の影を踏んでつまづく

 みっともないったら

 ありゃしない

 ミルク色したニットの帽子

 やさしい天使を気取った君は

 手練れの小悪魔さ


 通りすがりの教会から

 こぼれるハーモニー

 きよしこの夜

 神様がいるなら

 表へ出てきて

 助けておくれ

 お得意の奇蹟ってやつを

 ひとつ見せておくれよ


 とめられない愛を

 打ち明けたいのに

 君はどうしても言わせまいと

 棘を含んだ微笑で僕を刺す

 ひたすら消耗するだけの

 無意味な駆け引き

 僕の尖った角をへし折って

 君は愉快かい?


 君を抱きしめたい

 嵐のように叫びたい

 愛させておくれ

 君のえくぼに

 キスさせておくれ

 こんなに素敵な夜なんだから

 こんなに素敵な君なんだから


 聖なる夜は

 冬の星座が煌めく夜

 どこもかしこも

 愛があふれているのに

 君の影を踏んでつまづく

 みっともないったら

 ありゃしない


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